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今日の豆知識
十勝の鈴木農場

ここでは、ちょっとした豆知識を掲載させていただきますね。
できるだけたくさんの知識を掲載できるように頑張っていきます!
過去の豆知識はこちらです
1・2月 3・4月 5・6月 9・10月 11・12月
【地震と火災】 【くず】 【梨】 【うねり】 【ジャガイモの生育と気温】 【秋は北からやってくる】 【海陸風】 【スイカ】 【スキューバダイビング】 【処暑】 【虹】 【海水浴のトラブル】 【衣服内の気候】 【トンボの分類】 【雷光と雷鳴】 【夕立】 【クワガタムシ】 【逃げ水】 【ナス】 【お盆】 【熱中症を引き起こす気象条件】 【オリーブ】 【飛行機の温度】 【油照り】 【立秋】 【涼を楽しむ】 【甲子園の風】 【からだの水分】 【不快指数】 【天体望遠鏡で楽しめる星々】 【8月の星座・いて座】 【水の日】 【冷蔵庫の温度】 【灯台の起源】 【光化学オキシダント注意報とは】 【蝉時雨】 【迷走台風】 【入道雲】 【波が割れるポイント】 【浴衣で涼を楽しむ】 【かげろう】 【大暑】 【ウナギの故郷】 【土用】 【花火の大きさ】 【虫送り】 【気温】 【噴水】 【桃】 【セミの鳴く時間】 【アサガオの開花】 【金魚】 【太平洋の波】 【ブロッケン現象】 【ほおずき】 【七夕】 【小暑】 【蚊帳】 【天の川】 【さそり座】 【ラベンダー】 【半夏生】
7・8月
豆  知  識
8月31日
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【地震と火災】

●地震が発生すると、建物などの倒壊によって死傷者がでることがありますが、二次的に発生した火災による被害も無視できません。

●1995年1月に起こった阪神・淡路大震災でも多くの方が火災によって亡くなりました。地震によって発生した火災が大きな被害をもたらす理由はいくつかあります。

●普通、燃えやすい木造建築では、外壁の表面に燃えにくい材料を使って、着火しにくいように工夫が施されています。しかし、地震の強い揺れによって建物が倒壊すると、 木材がむき出しになり、火が燃え移りやすくなってしまいます。また、地震で消火栓や防火水槽が壊れてしまうこともあります。こうなると消火のための水が不足するため、消火活動が遅れてしまい、さらに、地震はたいてい広い範囲に揺れを引き起こす現象であるため、火災も同時にたくさんの地点で発生してしまうことが多いのです。

●このように、地震による火災は大火災になりやすいもの。地震が起きたときは、まず火を確実に始末することが大事です。
8月30日
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【くず】

8月から9月にかけて花の時期を迎える「くず」は、秋の七草(ハギ、オバナ、オミナエシ、ナデシコ、フジバカマ、キキョウ、クズ)の一つであります。

くずの姿はあまり知られていないようですが、国内では北海道から九州の奄美まで広く分布しています。野生のものは山野や道ばたなどに生え、赤紫色の小さな花がブドウの房を上に向けたように連なって咲きます。

くずの茎は細いつる状ですが、地下に隠れた根茎は直径20センチにまで太くなり、良質のデンプンを蓄えます。このデンプンを抽出したのが、和菓子の材料として知られる「くず粉」です。

「くず」という名前は、その昔、奈良県吉野地方の山奥にあった国栖(くず)とよばれる村落に住んでいた人々が、くず粉を作って売り歩いたことから呼ばれるようになったといわれています。
8月29日
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【梨】

●朝夕は少しずつ涼しくなって、秋の気配を感じるようになってきました。夏の終わりから秋にかけてが旬である果物のひとつに梨があります。梨は大きく、日本梨、中国梨、西洋梨の3つに分けられ、その中でも、日本でよく親しまれているのは日本梨と西洋梨です。

●日本梨はシャキシャキとした食感とみずみずしさが特徴。独特の食感は、日本梨の果肉に石細胞(せきさいぼう)と呼ばれるものが多くあるためであります。石細胞とは通常野菜や果物の皮の部分にある固い細胞膜で覆われた 細胞のことで、日本梨の場合、皮だけでなく果肉にもあるためシャキシャキとした食感が楽しめるのであります。幸水(こうすい)や二十世紀(にじゅっせいき)などが有名で、買ったら早めに食べると、よりみずみずしさを味わうことができるでしょう。

●一方、西洋梨にはシャキシャキとした感じはなく、果肉はとてもやわらかく、みずみずしいと言うよりはしっとりしています。中でも「ラ・フランス」が有名で、日本でも東北地方で栽培されています。西洋梨は日本梨とは違い、木になっているときは熟していないため、もぎとってから追熟(ついじゅく)させないといけません。追熟の日数は品種によって異なるが、1週間から3週間くらい常温で置いておき、表面の色が黄みを帯びてきて、弾力、香りが出てきたら食べごろであります。日本梨と西洋梨の特徴の違いを比べながら食べてみるのもいいかもしれません。
8月28日
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【うねり】

8月も残り少なくなりましが、まだ多くの人が海水浴やサーフィンなどの海のレジャーを楽しんでいます。ただ、この時期は台風シーズンでもあるため、海の波には特に気をつけなければなりません。海には大小さまざまな波が発生しますが、その種類は大きく2つに分類できます。それは風浪(ふうろう)とうねりです。

風浪とは風の影響を直接受けている波のことで、風が強く、また吹いている時間が長いほど、そして波が風を受けられる距離が長いほど発達します。はじめはさざなみ程度ですが、風のエネルギーを受けるに従って高さを増し、峰がとがってきます。この波の頂のとがった形が風浪の特徴です。

一方うねりは、風浪が遠くまで伝わって、風の吹いている海域を離れたものである。波の頂が丸みを帯び、風浪と比べて峰と峰の間が長いことが特徴です。台風によって遠い海からやって来る土用波(どようなみ)もうねりの一種であります。うねりは、風の無いときでもやって来るものなので、波に対して油断している時期に現れる危険な波といえるでしょう。
8月27日
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【ジャガイモの生育と気温】

●スーパーなどでは、北海道産のジャガイモが出回りだし、 新じゃがの季節となった。ジャガイモは別名馬鈴薯(ばれいしょ)とも呼ばれ、和食、洋食どちらにもかかせない食材であります。ヨーロッパの一部では主食にもなっており、世界中で愛されている食べ物でもあります。そのためか、ジャガイモが生育段階で影響を受ける気象条件もおおよそわかっているのです。

●まず、植え付けから開花するまでの期間の平均気温は積算で850度必要であります。そして、開花して成熟するまでに適した平均気温は16度から23度と言われているのです。4度から5度以下では、ジャガイモの生長は鈍くなり、26度以上だと暑すぎて生育には適しません。イモとなる根茎の部分が肥大するために適しているのが、ちょうど 16度から23度ということなのです。

●ジャガイモの国内収穫高の多くを占める北海道では、夏がジャガイモの成熟に適した時期となります。この時期を経て大きくなったジャガイモが、新じゃがとしてこれから私たちの食卓に届くのです。
8月26日
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【秋は北からやってくる】

例年、8月下旬ころになると北日本に秋雨前線がかかり始め、雨や曇りの日が多くなります。秋雨前線は、北にある比較的冷たい空気を持った高気圧と、夏に日本を広く覆っていた高気圧との間に現れる前線です。このため、秋雨前線は夏の空気と秋の空気の境目と見なすこともできるのです。

これからの時期は、暑い夏をもたらした高気圧が南へ後退し、かわりに北の高気圧が南へと勢力を広げてきます。秋雨前線もこの2つの高気圧の動きによって徐々に南下するため、前線の動きを見れば、秋が北からやってきていることがわかるでしょう。そしてこの前線が南へ下がるにつれて、次第に秋が深まってくるのであります。
8月25日
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【海陸風】

●よく晴れた昼間に海岸へ遊びに行くと、海から風が吹いてくることが多いのに気付かないでしょうか。海に近いところでは、天気が安定していると昼は海から、夜は陸から風が吹いてくることが多いです。

●この風は海陸風(かいりくふう)といい、海から陸に向かって吹く風は海風(うみかぜ)、陸から海に向かうものは陸風(りくかぜ)と呼ばれます。

●海陸風は、日ざしによる海と陸の暖まり方の違いによって生じるため、よく晴れていて天気の安定した日に現れやすいです。

●海風と陸風が交代する朝と夕方には風がピタリと止まる時間帯があり、この状態は凪(なぎ)と呼ばれます。特に、朝の無風時は「朝凪」、夕方のは「夕凪」と呼んでいます。
8月24日
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【スイカ】

●夏の果物といえば「スイカ」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。スイカはその90パーセント以上が 水分でできていて、暑い夏、汗をかいたあとの水分補給にぴったりの果物。のどを潤すなら水で十分と思いそうですが、スイカには夏の暑さで疲れた体を元気にしてくれる効果があります。

●まず、スイカには体の熱を冷ます冷却効果があります。スイカに含まれる果糖やブドウ糖は、他の糖質に比べエネルギーに変わるのが速いです。このため夏の暑さでほてった体をすばやく冷やしてくれるのです。

●また、利尿作用があるため体の中の水分をすっきりと排出することができます。体がむくみがちな方は、スイカを食べるとむくみが解消されます。

●そして、スイカにはビタミンAやカリウム、カルシウム、リンや鉄といった体にいい成分が含まれています。その中でも塩分を排出する役割を持つカリウムが豊富です。カリウムは血圧を上げる塩分を体外に排出することで高血圧を防いでくれます。

●秋の味覚の果物も次々と登場していますが、スイカもまだまだおいしい季節です。
8月23日
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【スキューバダイビング】

スキューバダイビングは、海中に潜って地上では味わうことのできない美しい世界を楽しむスポーツ。海の中では、熱帯魚やサンゴなど色とりどりの個性的な生き物たちと出会い、静かな海の中を一緒に散歩することができます。

ところで、スキューバダイビングをする際は酸素ボンベを背負うもの、と思っていないでしょうか。実は背負っているタンクの中身は酸素ではなく、圧縮された空気なのです。そして、水中に潜ったダイバーが吸う空気の圧力は水圧と同じため、水中では地上より濃い空気を吸っているのです。

このとき空気の中に含まれている窒素もふだんより濃いものを吸うことになり、ダイバーが深い海の中から一気に浮上してくると、とりすぎた窒素が体内で気泡となってしまうことがあります。これは「減圧症」といわれる、急な気圧の変化によって起こる症状なのです。

減圧症の症状は軽いものでは皮膚のかゆみや耳の痛み、関節や筋肉痛、重くなると、呼吸障害や手足のまひ、更に意識に障害をきたしたり、治療が遅れると生命の危機に至ることもあります。

スキューバダイビングは日常とは違った世界を楽しむことができますが、減圧症などのスキューバダイビング特有の症状もあることを知っておかなくてはなりません。
8月22日
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【処暑】

●8月23日は二十四節気のひとつ、処暑(しょしょ)。処暑とは、暑さも収まる時期という意味で、このころは8月も終わりに近づき、秋の気配が感じられるようになります。

●また、8月の終わりは綿の花が咲き始める時期でもあるため、二十四節気よりさらに細かい暦の単位である七十二候(しちじゅうにこう)では、8月23日から27日 までを「綿柎開(めんぷひらく)」とも呼びます。

●今年は梅雨明けが全国的に遅れましたが、梅雨明け以降は各地で猛暑となりました。北海道でも30度以上の真夏日が1週間も続きました。8月後半になっても厳しい暑さが続いていますが、そろそろ北の方から秋の気配が感じられるようになる頃であります。
8月21日
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【虹】

●にわか雨のあとに日がさし込むと、時折美しい虹が見えることがあります。

●虹とは、簡単にいえば空気中の水滴が太陽光を反射して見える現象で、光が空気中の水滴に屈折して入り、水滴の中で一回反射して、さらに屈折して水滴から出ていった時に現れます。この時、光は波長によって屈折率が異なるので「赤、橙(だいだい)、黄、緑、青、藍(あい)、紫」の7色に分かれるのです。

●また、虹は必ず太陽の反対側の決まった位置に出現します。 私達が太陽を背にして立った時、太陽光の進む方向(対日点)から常に42度の角度を保っているのです。そのため、虹のふもとに行こうとしても、虹は42度の角度を保ち続けるため距離は縮まらないのです。

●「虹のたもとには宝物が埋まっている」などという言い伝えもありますが、残念ながら虹のたもとには絶対にたどり着くことは出来ないのです。
8月20日
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【海水浴のトラブル】

●8月も残すところ10日あまり。お盆をすぎると海ではクラゲの数が多くなり、海水浴客がトラブルにあう機会が増加します。

●ライフセーバーが海水浴客に対し、ひと夏にする応急手当の件数を見てみると、切り傷やすり傷よりも、クラゲに刺されたことに対するものが一番多くなっています。次いで2番目がすり傷、3番目が切り傷で、以下刺し傷、打撲と続きます。

●クラゲがお盆過ぎに多く出る理由は、種類にもよりますが、海水温が高いこと、そして日本の南の海上に台風が発生、接近する事が多くなり、台風からのうねりに乗って海岸近くにまでクラゲが来やすくなることなどがあげられます。

●刺されたときに強い痛みをもたらすクラゲといえば、カツオノエボシでしょう。カツオノエボシは強い毒を持ち、刺されると部位が赤紫色にはれて、ときには水ぶくれの状態になることもあります。色は鮮やかな青藍色(せいらんしょく)で、遠くから見ると青いビニル袋に見間違えてしまうこともあるようです。また、カツオノエボシのかさの部分は15センチほどとそれほど大きくありませんが、たくさんの毒針がある触手は最長で10メートル以上に達することもあります。

●クラゲは、複数の軟体動物が集まってひとつの形を作っているため、体の一部がちぎれても、実はまだ1個の生き物として生きていて、切り離された触手でも刺すことがあるので注意しなくてはなりません。
8月19日
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【衣服内の気候】 

●全国各地とも残暑が続いていますが、快適に過ごすためには、少しでも涼しく過ごせる服装を選びたいものであります。

●衣服の快適性は、肌と衣服のわずかなすき間の「衣服内気候」と、衣服による肌への圧力、肌ざわり、衣服の重さなどに左右されます。

●衣服内気候は、温度が31度から33度で、湿度は40パーセントから60パーセント、そして1秒間に10センチから40センチ程度の気流の流れがあると快適とされています。

●このような条件を作るためには、通気性を高めて、衣服内の蒸れをなくすことが大切。また、汗を吸収しやすく、乾きやすい素材を選ぶこと、なるべく衣服を軽くすることも重要でしょう。つまり「通気性・吸湿性・軽量性」の3つが夏を快適に過ごすための大きなポイントといえるのであります。
8月18日
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【トンボの分類】

夏休みには、昆虫採集に汗を流す子供も多いことでしょう。中でも割と簡単に見つけられる昆虫にトンボがいます。

トンボは世界中に分布していて、世界に5000種以上、日本には200種以上がいるといわれている種類の多いトンボですが、からだの特徴から大きく「均し亜目(きんしあもく)」、「不均し亜目(ふきんしあもく)」、「ムカシトンボ亜目」の3つに分類することができます。

「し」とは羽や翼という意味で、均し亜目は前の羽と後ろの羽の形が似ていて体が小さく細いのが特徴。イトトンボなどがこのタイプになります。

不均し亜目は前後の羽の形が異なり、体は大きく太く、がっしりしている。オニヤンマなどはこれにあたります。

そして、ムカシトンボ亜目は前後の羽の形が同じで胴体の太いトンボで、このタイプにはムカシトンボという生きた化石として有名な1種類がいるだけです。

不均し亜目やムカシトンボ亜目のトンボは、一直線に速く飛ぶことができます。これは前後の羽を交互に振り下ろして飛ぶためです。一方、均し亜目の多くや不均し亜目でもチョウトンボなどの種類は、前後の羽を同じように動かすため、チョウのようにヒラヒラ飛ぶのが特徴です。
8月17日
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【雷光と雷鳴】

夏の午後の夕立は、時に稲妻を光らせてどしゃ降りの雨を降らせます。ものすごい音をたてて雷を落とす雷雲は、巨大な発電機といえるでしょう。

雲の中ではプラスとマイナスの電荷が蓄積されていて、一定の量を超えると、プラスとマイナスの電荷の間やマイナスの電荷と大地の間で火花放電が起こります。

雷による放電が起こると、数万アンペアの大電流が流れ、電気の通り道は1万度以上の高温となって、電光を発します。夜でも一瞬あたりが明るくなるような稲妻、稲光は電気が流れ出した時の光なのであります。

空気は暖められると膨張する性質があり、放電により急激に1万度以上にも熱せられた空気は急激に膨張し、このときの空気の膨張があたりを震わせる衝撃波となり、音となって伝わるのが雷鳴です。電光も雷鳴も、同じ放電現象によるものなのです。
8月16日
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【夕立】

夏の午後は毎日のようにどこかで夕立が起きています。夕立は強い雨と雷を伴うことが多く、大雨や落雷などによって被害をもたらすことがあるのです。

しかし、夕立は日中の暑さを和らげてくれるものでもり、時には気温を5度以上も下げることがあり、夕立のあとは一気に過ごしやすくなります。過去には、夕立の前と後では1時間に7度以上も変化したという記録があります。

夕立はほてった大地を冷まし、空気までも涼しくしてくれる、夏に涼をもたらす天然のクーラーと言えるでしょう。
8月15日
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【クワガタムシ】

●夏休みに昆虫採集をして遊んだ思い出のある人も多いでしょう。なかでもクワガタムシは、カブトムシとともに夏の昆虫の代表格です。

●クワガタムシの人気は大きく格好のよいハサミにある。このハサミは、大顎(おおあご)と呼ばれ、雌にはなく雄だけが発達するのです。

●大きさや形は遺伝ではなく、幼虫時代に食べたエサの量に関係しています。基本的には、多くのエサを食べて幼虫から成虫になった体の大きな雄ほど大きなあごを持ち、あごが大きくなるほど枝のような突起が加わって格好の良い形になるのです。

●また、カブトムシは一夏の命だが、クワガタムシは冬を越すことができます。特にオオクワガタの仲間は、飼育すれば長くて3年くらい生きられます。ヒラタクワガタの仲間でも、2年くらいと比較的長生き。ただし種類によっては寿命の短いものもあり、ノコギリクワガタやミヤマクワガタの仲間は半年以下しか生きられません。
8月14日
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【逃げ水】

●夏、強い日差しがじりじりと照りつける日には、しばしば道路に「逃げ水」を見ることができます。

●逃げ水とは蜃気楼(しんきろう)の一種で、前方に黒っぽい水たまりのようなものが見える現象であります。地面の一部が鏡になったようにも見えることから、中国では逃げ水のことを「地鏡」という漢字で表現しているのです。

●また、逃げ水は砂漠にもあらわれます。昔、ナポレオンがエジプトに遠征したときには、砂漠の中にあるはずのない湖が見えて兵士たちは何度もだまされてしまったそうです。そのときナポレオンとともに遠征していた数学者のモンジュという人がこの現象について研究したことから、逃げ水は「モンジュの現象」ともよばれているのです。
8月13日
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【ナス】

8月もそろそろ半ばにさしかかり、もう真っ黒に日焼けしている人も多いでしょう。夏野菜も強烈な日光を受けるために、色が濃いのが特徴。中でも肌が黒々と光っている野菜といえばナスがあります。

ナスの原産地はインド。生育シーズンは6月から9月の雨季にあたり、ナスの高温と湿度の高い条件で生育するという性質はこの原産地の気候に由来します。

ナスは94パーセントが水分で、他の野菜に比べて栄養価は必ずしも高いとはいえません。それでも「秋ナスは嫁に食わすな」などというようにおいしい食材として人気があります。なお、「秋ナスは」の解釈には「おいしい秋ナスを嫁に食べさせたくない」のほかに「秋ナスは体を冷やすので嫁の体をいたわるために食べさせるな」という説があるようです。
8月12日
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【お盆】

●嬉しいことを例えて「盆と正月が一緒にきたようだ」といいますが、日本の盆は正月と同様に一年で最も大きな行事であります。盆とは盂蘭盆会(うらぼんえ)の略で、旧暦7月15日を中心に行われる先祖の霊をまつる行事であります。

●盆の期間は地方によって7月盆と8月盆に分かれていますが、13日におがらなどをたいて精霊(しょうりょう)を迎え、16日の夕方の灯ろう流しで終わる所が多いようであります。

●盆には精霊が馬に乗り、牛に荷物を背負わせて帰ってくるという言い伝えから、キュウリやナスに割り箸で脚をつけたものを馬や牛に見立てて精霊棚に飾る習わしもあります。
8月11日
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【飛行機の温度】

もうすぐお盆がやってきます。まとまった休みを利用して帰省したり旅行に出かけたりと、飛行機を利用する方も多いのではないでしょうか。

高度1万メートル程の高さを飛ぶ飛行機は、今やなくてはならない交通手段となっています。ライト兄弟によって初飛行が成功したのは、たった1世紀前の1903年のことでした。20世紀の間に科学は急速に進歩し、もはや飛行機が空を飛ぶのは当たり前になってしまっていますが、少し考えると不思議なことがたくさんありあます。

例えば、飛行機の中の温度に関してです。上空1万メートルの気温はマイナス50度もの極寒の世界。しかし飛行機の中の温度は24度くらいに設定されていて、極寒の世界を飛んでいることを感じることはみじんもありません。地上と変わらない快適な環境で過ごせるように設定されているのです。飛行機の中と外では実際には70度以上もの差がありますが、これだけの気温差を解消するだけの優れたエアコンが飛行機にはあるのです。
8月10日
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【オリーブ】

●地中海地方を代表する食べ物にオリーブがあります。最近では、日本でもオリーブの実やオリーブオイルを使った料理を手軽に食べられるようになり、身近な食材として定 着してきました。

●世界のオリーブ生産量をみてみると1位と2位を競っているのがスペインとイタリアで、次いでギリシャ、チュニジア、トルコと地中海沿岸の国々がそのほとんどを占めています。現在、世界中で生産されるオリーブオイルの99パーセントは地中海沿岸生まれなのです。

●オリーブは高温と乾燥に非常に強く、やせた土地でも栽培することができます。このため、オリーブは夏の気温が30度を軽く超え、夏にほとんど雨の降らない地中海性気候の土地にぴったりの作物なのです。実際にこの地方を旅行すれば、一面に広がるオリーブ畑が見られるでしょう。

●オリーブの実の大きさは約1〜4センチメートルで、熟すと緑色から黒褐色に変化します。また、オリーブの木は倒れることがあってもそこから新しい芽が出て、再び実をつける生命力の強い植物であります。

●このように地中海沿岸の気候風土に適したオリーブは、人々に「神々の木」としてあがめられ、大切に育てられてきたのであります。
8月9日
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【熱中症を引き起こす気象条件】

●この時期、日射病や熱射病という言葉が頻繁に使われるようになります。日射病・熱射病はともに熱中症の一種で、体の中と外の熱によって起こる様々な体の不調のことを指しています。熱中症は暑さによって引き起こされることは事実ですが、気温の高い日にだけ熱中症にかかるとはかぎりません。

●たとえば、風が弱い日は体の熱がうまく体外に逃げることができないため、それほど厳しい暑さでなくても熱中症にかかってしまうことがあります。また、急に気温が上がった日なども体が暑さに慣れていないため熱中症にかかりやすく、さらに、気温はそれほど高くなくても湿度が高いと体温調節がうまくいかず熱中症になる場合があります。

●熱中症は短時間で重度に移行することもあり、ひどい場合には死にも至るという、身近ながら怖い病気です。夏季のスポーツや野外での仕事などの際、また、普通に外出する際なども、あまり無理をしすぎず、休憩を取ったり、水分補給をまめにするなど、熱中症には十分注意したいです。
8月8日
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【油照り】

立秋が過ぎ、暦の上では秋とはいえ広い範囲で残暑が続いています。かんかん照り、猛暑、真夏日、熱帯夜など今年の夏も暑さを表すたくさんの表現を目や耳にしたことでしょう。中には「油照り」という表現もあったかもしれません。

「油照り」とは空が薄曇りで風がなくじりじりと蒸し暑いこと。日差しはそれほど強烈ではなくても、サウナの中に閉じこめられたような暑さを経験した方も多いでしょう。

「油照り」と比較すると違いが際立つ言葉には「炎天」があります。「炎天」は仰ぎ見ることもかなわない、夏のやけつくような暑い空をいいます。

その他にも、風がない時の暑さの表現に「風死す」があります。この言葉は夏の盛りにまったく風がやんで、耐えられないほど暑さを覚える状態を表しているのです。
8月7日
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【立秋】

●8月8日は二十四節気のひとつ、立秋(りっしゅう)。 暦の上ではこの日から秋になりますが、実際は一年の中で一番気温が高く、暑さの最も激しいころであります。

●立秋以降の暑さを「残暑」といい、「暑さ寒さも彼岸まで」というように秋の彼岸の9月半ばごろまでは暑い日が続きます。しかし立秋を過ぎれば、暑い中にも秋の気配を感じられる日が少しずつ増えてきます。

●朝晩のさわやかな空気に、千日紅(せんにちこう)やキキョウ、ハスといった花から、暑さのピークを越えてこれから秋が近づいてくることに気付かされることもありそうです。
8月6日
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【涼を楽しむ】

毎日続く厳しい暑さで、すでに夏ばて気味の人も多いのではないでしょうか。暑さで食欲が落ちると、冷ややっこやそうめんなど冷たくてあっさりしたものが食べたくなります。そんなときは料理にいっそう涼感をだすために器を工夫してみましょう。

涼感を演出する器には、ガラス食器など透明感があるものが適していますが、少し手間をかければ見た目にも涼しげな氷の器を作ることができます。氷の器は、簡単にできて食事に豪華さと涼感を演出するだけでなく、冷たさを維持して食品の鮮度を保つこともできます。夏休み、親子で氷の器を作ってみてはどうでしょうか。
8月5日
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【甲子園の風】

●高校野球の舞台となる甲子園球場では、試合に大きく影響する、ある風が吹きます。ホームベースからスコアボードの方向を見た場合、いいかえると、バッターの目線から 見たときに右から左に吹く風。この風は、甲子園球場にとっては海から吹いてくる風のため、「浜風(はまかぜ)」と呼ばれます。

●一般的に昼は海から陸へ風が吹き、夜は陸から海へ風が吹きます。第一試合が始まる前ぐらいに、陸からの風は、海からの「浜風」に変わります。この時はほぼ無風状態となるため、体感的にかなり暑いです。そのご昼過ぎにかけて次第に浜風が強くなり、風速5メートル前後、強い時には瞬間で10メートルを超えることもあります。このくらいの強さになると、ボールの飛び具合や行く先にも影響が出ます。選手たちは、この風に早く慣れることが重要となるのです。
8月4日
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【からだの水分】

一年で一番暑い時期を迎え、気がつけば滝のように汗をかいている方も多いことでしょう。人の体にはいったいどれくらいの水分が含まれているのでしょうか。

体重に対する水分の割合は個人差があるものの、一般に男性でおよそ60パーセント、女性ではおよそ55パーセントといわれています。

女性の方が体内に占める水分の割合が少ないのは、女性ホルモンの影響で体に脂肪がつきやすいことが原因です。脂肪細胞は通常、あまり水分を含まないため、女性は男性にくらべて5パーセント程度、体に含まれる水分が少なく、そのため特に脂肪の多い人では、水分の割合は体重の50パーセント以下になることもあります。

また、年齢によっても水分の割合は変わってきます。生まれたての赤ちゃんは、その体重の80パーセントほどを水分が占めていますが、年齢を重ねるごとに水分の割合は減り、成人で約60から50パーセント程度になってしまうのであります。
8月3日
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【不快指数】

●不快指数は「蒸し暑さの目安」として、梅雨の時期から 夏の終わりにかけてよく使われる言葉です。「今日の不快指数は70」といったような使い方をされますが、これは70パーセントの人が不快に感じる状態という意味ではありません。ただ、数字が大きくなるほど不快感をもつ人が増えるのは確かです。

●では、不快指数はどのような要素から決まっているのでしょうか。夏の暑い日に風が吹くと、暑さが和らぐような気がしますが、風については指数の中に考慮されていません。

●不快指数は気温と湿度によって決められているのです。同じ湿度ならば、気温が高ければ高いほど指数は高くなりますが、湿度が違ってくると、気温が高いほど指数が高いとはかぎらないのです。

●実際に、からっと晴れて気温の高い日よりも、気温はそれほど上がらなくてもじめじめとした日のほうが、不快に感じるものです。
8月2日
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【天体望遠鏡で楽しめる星々】

●夏は夜になっても気温が高いため、星を見るのに良い季節です。天体望遠鏡を使うと、肉眼で見るとは違った星々の姿を知ることができるのです。対物レンズの直径が6センチ程度の望遠鏡は、月や惑星観測などに向いていて、初心者でも気軽に購入できるのです。

●月は、クレーターなども手に取るようにはっきり分かります。ちなみに、クレーターを観測する際は、満月よりも半月や三日月など、月が欠けているほうが適しています。月に太陽の光が斜めから当たるため、月のクレーターや山々に影ができて立体的に見ることができるためなのです。

●また、今の時期なら、日没後の西の空に光る金星が、月のように満ち欠けするのもはっきり見えます。

●時期を選べば木星の特徴的なしま模様を確認することもできます。「ガリレオ衛星」とよばれる4つの明るい衛星を見ることも可能。これらの衛星は木星の周りを回っているため、日ごとにそれぞれの位置が変わるので、続けて観測してみると面白いでしょう。
8月1日
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【8月の星座・いて座】

星占いに出てくる星座に「いて座」がありますが、いて座は夏の代表的な星座の一つで、今の時期は南の空に見ることができます。いて座は1等星こそないが、2等星や3等星が多いので、夜空に目立つさそり座の左隣にあることを念頭に入れておけば見つけやすいでしょう。

澄み切った夜空でも、いて座の周辺では雲がかかったように見える部分があり、これは、実は「天の川」で、いて座は天の川の正体である銀河系の中心方向にあるのです。そのため、天の川の中でもこのいて座の方角がとくに幅広く明るく見えるのです。

ギリシア神話の世界では、いて座は半人半馬の姿をしているケンタウルス族のケイローンだといわれています。ケイローンは、神々から狩猟や医術、音楽、予言などの知識を与えられた賢者で、ヘルクレスをはじめとしたたくさんのギリシアの英雄たちにその技術を教えました。

また、いて座には北の空で見る北斗七星のようなひしゃくの形をした「南斗六星」と呼ばれる星があります。中国では北斗の星が死をつかさどるのに対して、南斗が生をつかさどる神と考えて、人間が生まれるとこの2人の神が相談して寿命を決めると考えられていました。
7月31日
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【水の日】

8月1日は「水の日」。この日は水が限りある貴重な資源であることに対する理解を深めるために、1977(昭和52)年に設けられました。

さらに8月1日を初日とする一週間は「水の週間」とされています。8月は年間を通じて水の使用量が多く、水について関心が高まっている時期であるのです。

地球は水の惑星とも言われ、表面積の約70パーセントが水で占められていますが、そのほとんどが海水で、淡水はわずか2.5パーセントしかなく、淡水のほとんどが北極や南極の氷なので、私たちが資源として利用できる水はわずか1パーセントと、限りがあるのです。

さらに日本の場合、梅雨の時期に雨が少なかった年の夏は、給水制限や取水制限などによって当たり前に水が出るはずの水道から水が出なくなることもあります。水の日を機会に、ふだんなにげなく使っている水道の水にも感謝したいものであります。
7月30日
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【冷蔵庫の温度】

暑い夏は食品が傷みやすい時期でもあるため、食品の保存には冷蔵庫が欠かせませんが、皆さんは冷蔵庫の各部屋の特徴を知って上手に利用できているでしょうか。

メーカーや機種によって違いはあるものの、冷凍室はたいていマイナス18度以下になるようにつくられています。マイナス15度以下になるとほとんどの微生物は生育が止まるため、菌やカビなどから食品を長期間守るのに効果的です。ただし、乾燥や油やけ、風味の低下などが起こりやすく、日持ちよりおいしさを優先させたいのなら、早めに食べてしまった方がよいでしょう。

また、冷蔵室の温度はおよそ3度から6度、野菜室は5度から7度くらいに設定されています。食品が凍って細胞が壊れる心配はなく、鮮度を維持するのには好都合だが、カビなどは生き続けるため食品の長期保存には向きません。

さらに、新温度帯室(または特定低温室)の温度はチルド室や氷温室、パーシャル室で異なるものの、たいていマイナス3度から0度の間です。この冷蔵技術は1980年代に開発されたもので、肉や魚の保存に適しています。冷凍室での保存に比べて解凍時に出るうまみ成分や栄養分などを溶かし込んだ汁(ドリップ)の量が少なく、適度に微生物の増殖を抑えてもくれます。食品の鮮度とおいしさをバランス良く保つのが、新温度帯室といえるのです。
7月29日
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【灯台の起源】

夏の海でフェリーや水上バスに乗って、ちょっとした航海を楽しんだことのある人も多いでしょう。船の安全を守るために多くの仕組みがありますが、灯台もそのひとつです。

船が岸から近ければ、山の形や大きな木などを目印にして位置を知ることができますが、船が大きくなって遠くへ出るようになると、より目立つ目標が必要となります。こうして造られたのが灯台です。

世界で最初の灯台といわれているものは、エジプトのアレクサンドリア近くにあるファロス島に建てられたファロス灯台。紀元前3世紀ごろに建てられ、夜は火をたいて光を放つことで海の安全を守っていました。ファロス灯台は、100メートル以上という紀元前の当時としては信じられないような高さを持っていたため、エジプトのピラミッドなどと同じように世界の七不思議の一つに数えられているのです。

日本で灯台が建てられるようになったのは江戸時代で、石積みの台の上に小屋を建て、その中で火をたくというものでした。

灯台は古い時代から安全な航海にはなくてはならないものだったのであります。
7月28日
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【光化学オキシダント注意報とは】

●「光化学オキシダント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。光化学スモッグといわれることもありますが、工場や車から排出される窒素酸化物や炭化水素類などが光 と反応して発生する汚染物質のことであります。

●光化学オキシダントは、日ざしが強くて気温も高く、さらには風の弱い日などに高濃度になりやすく、ある程度の濃度を超えると体に悪影響を与えます。

●各自治体では、光化学オキシダントを含めた大気汚染物質を日々監視していて、光化学オキシダント濃度が高くなり、気象条件によってその状態が継続するとみられるときに「注意報」を発令するきまりになっているのです。

●天気に関係する注意報や警報は、気象台から発表されますが、「光化学オキシダント注意報」は各都道府県の知事が発令します。とくに夏の太平洋高気圧に覆われる時は、日ざしが強い、気温が高い、風が弱い、といった光化学オキシダントの発生しやすい条件がそろっているのです。

●平成15年に注意報が発令されたのは19の都道府県で述べ108日、被害を受けたのは254人で、以前と比べると環境基準が厳しくなったためか注意報の発令回数は減ってきています。光化学オキシダントは強い酸化力を持つため、目やのどへの刺激、農作物にも影響を与えます。この夏も十分注意する必要があります。
7月27日
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【蝉時雨】

セミの鳴き声から夏を実感するようになってきました。この時期どこからともなく聞こえてくる、多くのセミの声は、まるで、天から降り注ぐ時雨(しぐれ)の音のように聞こえるため、蝉時雨(せみしぐれ)とも呼ばれています。ギラギラとした太陽の下で聞くセミの声は、夏の暑さをより感じさせます。

また、太陽の日ざしが弱まり、ようやく日が暮れ始めるころに泣くヒグラシのカナカナカナ・・・という声は、どことなく涼しさを感じさせてくれます。

時には暑さを、時には涼しさを感じさせるセミの声を、昔の人は風情のある言葉で表現したのです。
7月26日
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【迷走台風】

8月と9月は台風の接近や上陸が多い時期です。太平洋高気圧の勢力が強くて暑さの続くころは、円を描いたり、Uターンしたりと不規則な進路をとる台風が多く発生します。このような複雑な動きをする台風は「迷走台風」ともよばれています。

不規則な進路をとる台風で記憶に新しいものは、2001年の9月に発生した台風16号。この台風は9月6日に西表島の北の海上で発生してから17日に勢力を弱めて熱帯低気圧になるまでの間、円を描いたり蛇行しながら沖縄周辺を迷走し続けていました。このため長期間台風の影響下にあった沖縄地方では、より大きな被害を受けたのです。
7月25日
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【入道雲】

●夏の空といえば、青い空に沸き立つ入道雲(にゅうどうぐも)を思い浮かべる方も多いでしょう。入道雲は、正式には雄大積雲や積乱雲に分類される雲です。雄大積雲とは規模の大きな「わた雲」のことで、積乱雲とは雄大積雲がさらに上へむくむくと盛り上がったものをいう。

●「入道雲」という名前は、雲の頭部の丸みがちょうど坊主頭のように見え、僧りょの姿に似ていることから付けられました。もし、入道雲が2つ並んだところをみかけることがあれば、それはまさに僧りょが向かい合って禅問答(ぜんもんどう)をしているかのように見えることでしょう。

●入道雲は地面付近の空気が強い日差しによって暖められ、上昇することで発生します。そのため、夏の昼過ぎから夕方によく見かける雲なのです。そして、この雲の見か けの迫力からもわかるとおり、降らせる雨は激しく、時には雷鳴をとどろかせます。離れた場所から眺めるうちは夏の風物詩として歓迎できるものの、いざ、近づいてくると空はとたんに暗くなり天気は急変するのであります。
7月24日
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【波が割れるポイント】

これからの時期、海は夏の暑さをしのごうとする海水浴客でいっそうにぎわいますが、サーフィンを趣味にしている方も夏のうちに腕を上げようと海へ通うことでしょう。

サーフィンはブレイクした波の急な傾斜を利用します。ブレイクとは、盛り上がった波が重力に負けて波の上の方から崩れていくことで、岸に近づいて海底が浅くなることによって起こります。

ブレイクの形は海底の地形によって異なり、海底が岩やサンゴ礁の場合は「リーフブレイク」、砂なら「ビーチブレイク」といい、サーフィンに理想的とされているのはリーフブレイクの方で、ブレイクはきれいに左右へ広がっていき、波の前面の傾斜も急であります。しかし海底が岩やサンゴ礁なので、バランスを崩してボードから落ちてしまうと体を打ちつけ大けがをしてしまう危険性があるのです。

一方、ビーチブレイクの場合は下が砂地で大きなけがをしにくいため、初心者でも比較的安全に楽しむことができますが、波によって海底の砂のたい積状況が様々に変化するので、ブレイクする場所もその時々で変わってきます。

サーフィンをする際は、波だけでなく海底に潜む岩などのことも考えて、技量にあった楽しみ方をしたいものです。
7月23日
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【浴衣で涼を楽しむ】

●夏休みに入り、各地で夏まつりや花火大会などが開催されています。祭りの日はいつもと違い、懐かしさ漂う日本の夏を感じることができ、その中でも風情を感じさせてくれるものは浴衣ではないでしょうか。

●浴衣は蒸し暑い日本の夏に適した衣服で、涼しさを感じさせてくれます。浴衣はもともと入浴するときや湯上がりに着た「湯かたびら」というひとえの着物でしたが、次第に夏の装いにかわってきました。かつては紺と白のみの柄でしたが、現在は色や柄もバラエティーに富んでおり、洋服を選ぶ感覚で浴衣を着ることができるようになりました。振り袖などと比べて着付けも簡単です。デパートなどでは着付けのサービスも行っているので、苦手な人も安心。

●今年の夏まつりは浴衣を着て、涼を感じてみましょう。
7月22日
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【かげろう】

夏のとても暑い日に、アスファルトの道路のすぐ上の景色がゆらゆらと揺れて見えることがあります。なぜかさらに暑さが倍増した気にもなってしまいますが、この現象は陽炎(かげろう)と呼ばれるものです。

かげろうは、高さによって気温が大きく違うために起こります。炎天下で道路を触ってみるとわかりますが、その表面はとても高温です。空気は温まった地面の熱によって暖められるため、地面に接しているところの気温が最も高くなるのです。

このようにして、高さによって温度に違いがでると空気の密度も違ってきます。密度の違う空気の境目では光は屈折する性質がありますが、暖められた空気はたえず上昇し、密度にばらつきが生じるため、光は複雑に折れ曲がるのです。その結果、私たちの目には道路がゆらゆらと揺れているように見えるのです。
7月21日
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【大暑】

●7月23日は二十四節気のひとつ、大暑。大暑とは暑さが増してきて夏の盛りのころを意味しています。

●実際には暑さがピークに達するのは多くの地方で8月上旬です。つまり、大暑から次の二十四節気である立秋(2006年は8月8日)までの間が、名実ともに夏の絶頂期といえるのであります。

●山形市で40・8度という日本の気象官署における最高気温の記録が出たのも、ちょうどこの期間にあたる7月25日(昭和8年)でした。

●厳しい暑さが続くと、体調を崩しやすくなります。特に蒸し暑くて風のない日は熱中症に注意しなくてはいけません。 熱中症の対策として、出かけるときは帽子をかぶったり、日傘をさしたりして直射日光を避けるよう心掛けましょう。 また、水分をこまめに補給することも重要なポイントであります。
7月20日
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【ウナギの故郷】

7月20日は土用の入り。土用とは、土用の入りから立秋の前日の8月7日までのことをいい、この期間の土用の丑(うし)の日には、ウナギを食べる方も多いのではないでしょうか。

ウナギはビタミンやミネラルを、バランスよくしかも多量に含んでいるので、夏バテ防止にはもってこいの食べ物。ウナギを食べるとその脂が胃にもたれてしまうという方は、ウナギにつきもののさんしょうをかけることで解消できます。

ところで、ウナギはその栄養価については十分に調べ尽くされているものの、生態となるとまだ謎の多い魚です。

川や湖の魚というイメージが強いウナギだが、生まれ故郷は深海であり、日本から南へおよそ2000キロメートルも離れたグアム島で有名なマリアナ諸島の西側海域だといわれています。ウナギは、深い海の中で生まれて遠く離れた日本までやってくる、たくましい魚だったのです。
7月19日
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【土用】

土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間または19日間のことだが、ふつう土用といえば夏の土用のことをいいます。

今年(2006年)は、7月20日の土用入りから8月7日の土用の明けまでが土用の期間にあたる。

土用は一年で最も暑い時期でもあるため、江戸時代から夏バテ防止の目的で土用の丑(うし)の日(今年は7月23日と8月4日)にウナギを食べる風習が続いています。

そもそも暑い夏にウナギを食べるという習慣はもっと古い時代からあったもので、万葉集の大伴家持(おおとものやかもち)の歌からも知ることができる。ウナギのほかにも、「土用しじみ」や「土用もち」などというのもあり、昔から夏バテ防止によいとされてもいました。
7月18日
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【花火の大きさ】

これから日本の夏には欠かせない花火大会が各地で盛んに行われるようになります。

花火にはいろいろな種類がありますが、その中でも打ち上げ花火はとても慣れ親しんでいるものでしょう。花火の玉もいろいろなサイズがあり、直径が約9センチのものは3号玉、約15センチのものは5号玉と呼ばれ、直径が約30センチにもなると10号玉で、これは尺玉(しゃくだま)とも呼ばれます。さらに、尺玉の倍の直径をもつものは20号玉または2尺玉となり、号数が大きくなると花火玉の大きさも大きくなります。

世界最大の花火玉は、40号玉すなわち4尺玉で、その直径は約120センチと、子どもの身長ほどもあるのだ。直径が大きくなれば重さも重くなり、尺玉で8・5キロ、4尺玉では420キロにも達するのです。

ちなみに、花火玉の大きさが大きいほど、打ち上げ場所から観客や建物などまでの距離を取らなければならないという規則が都道府県で決められており、大都市の花火大会はその距離が保てないため、大きな花火玉はなかなか使えないという現状があるのです。
7月17日
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【虫送り】

田んぼの稲も青々と茂ってきました。この稲を害虫から守る昔ながらの農村の伝統行事に「虫送り」があります。

稲が生長する大事な時期に害虫を追い払い、豊作を祈願するという行事で、早いところでは6月、田植えが終わったころに行うところもあれば、7月の土用の時期や8月に行うところもあります。

内容は地域によって異なるものの、多くの場合は、人々が寺社に集まったあと、かねや太鼓を打ち鳴らしながらたいまつを持って田んぼのあぜ道などを巡り、たいまつを燃やしたりして村の境や海、川などに虫を送ります。

また、虫送りのことを実盛(さねもり)送り(祭)というところもあり、平家物語では、平家の武将である斎藤別当(べっとう)実盛が稲刈りの後に残った稲の株に足を取られて組み伏せられ、首をかかれたことから、昔の人々は稲に恨みをもった実盛が虫に姿を変えて稲を食い荒らしていると考えたようです。

実盛送りなどの虫送りの行事は、第二次世界大戦後の農薬の普及によって急速に滅ってきていますが、伝統行事として続けているところもまだ多く残っています。
7月16日
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【気温】

●天気予報では、必ず「きょうの最高気温は」などという 「気温」という言葉を聞きますが、私たちは気温について意外に知らないものです。

●例えば、地面に近いほど気温は高いと思っていないでしょうか。もちろん、富士山ほどの高い山と地上を比べれば 地上の方が気温は高くなりますが、地面は熱しやすく冷めやすいため、高さとともに一様に気温が低くなるわけではありません。盆地などでは放射冷却現象により、冷たい空気がたまるので、周りを囲む山よりも地上の気温の方が低くなることがあります。

●また、風が吹くと必ず気温は下がるものと思っていないでしょうか。ムシムシした夏に吹く風は、皮膚から出た汗を奪ってくれるので涼しく感じますが、フェーン現象に代表される高温な空気を運んでくる風が吹くと、気温は下がるどころかぐんと上がるのです。

●このような風の影響などは定期的に観測することによって知ることができますが、このとき、決まった高さに観測器を設置する必要があります。地面近くでは照り返しの影響を受けるため、正確な気温を測ることができません。そのため、地上からある程度高さをもって測ることが決められているのであります。
7月15日
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【噴水】

よく晴れた夏の日は、噴水の水が涼感とともに日差しにきらめく美しい眺めを与えてくれます。

噴水が作り出されたきっかけは、わき水への信仰によるものだと考えられています。古代のギリシア人たちは自然のわき水を模した噴水を神殿の近くにつくって、神々や英雄にささげていました。

また、紀元前3世紀半ばから紀元後5世紀にかけて栄えたローマ帝国では、豊富な水量と水を扱う優れた技術によって、噴水が非常に発達しました。

15世紀から16世紀にかけてのルネサンスの時代には、噴水がそれまで以上に芸術作品として注目されるようになり、宮殿などだけではなく、道や広場にもつくられてその美しさを競うようになったのです。

噴水は、時代によって信仰や芸術性、実用性や装飾性などさまざまな役割を与えられてきたのであります。
7月14日
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【桃】 

●暑い時期に旬を迎える果物に桃があります。桃は、世界各地の温帯で広く栽培されており、日本で果物として栽培されるようになったのは江戸時代からであります。それまでは実が小さくて固かったため、主に花や木の観賞用として栽培されていました。今では改良により、80から100種類という桃が国内で生産され、食べられているのです。

●品種は、大きく「白桃(はくとう)」と「白鳳(はくほう)」に分けることができ、白鳳は上品な甘さがあって果汁の多い品種、白桃は甘みが多く肉質がしまった品種です。

●桃をおいしく食べるためには、食べる1時間くらい前に冷蔵庫に入れるのがポイント。冷やし過ぎると味が落ちてしまうので注意しましょう。

●また、桃の皮はむきにくいイメージがありますが果頂部(枝についていた部分の反対側)の方からむくとなめらかにむくことができます。これは、桃の繊維が果頂部から枝の付いていた側に向かって走っているためであります。

●さらに桃には食物繊維のペクチンが豊富に含まれているため、便秘の予防に効果があり、カリウムの含有量も多く、高血圧の予防効果や利尿作用もあるのです。暑さが増し、食欲が減退しやすい時期だからこそ旬の桃を食べてみてはどうでしょうか。
7月13日
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【セミの鳴く時間】

セミの鳴き声に真夏を実感する季節が近づいてきました。セミの鳴き声はいろいろで、暑さに拍車をかけるものもあれば風情を感じさせるものもあり、また種類によって鳴く時間帯もさまざまであります。

全国に最も多く生息するアブラゼミは、およそ午前7時から午後8時の間によく鳴きます。ミンミンゼミも午前7時ころから鳴き始め、特に午前10時から午後2時にかけて最も盛んに鳴くが、夕方には鳴きやむのです。

一方、カナカナカナと鳴くヒグラシは、時期によって若干前後するものの、日の出前の午前4時から5時の間と、日の入り前後の午後6時から8時にかけて鳴きます。そしてニイニイゼミは鳴く時間帯が特に長く、午前4時ごろから鳴きはじめて午後8時ごろまで絶え間なく続く種類であります。

鳴く時間帯が異なる理由は、セミの種類によって好きな気温や明るさがあるためだと考えられており、耳を傾けると時間によってセミの鳴き声が交替していくのに気づくはずです。
7月12日
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【アサガオの開花】

●夏の風物詩としてあげられる花にアサガオがあります。東京などでは今月、アサガオ市が開かれるところが多くあります。

●アサガオはもともと南アジア原産の花で、奈良時代に遣唐使がこの種子を持ち帰ったのが国内でのアサガオのはじまりと伝えられており、江戸時代には「変化アサガオ(へんかあさがお)」とよばれる珍しい形のアサガオが大変な人気を集め、今では桜や菊などとともに日本の代表的な花となっています。

●ところで、アサガオはその名前から必ず朝に咲く花だと思っていないでしょうか。アサガオの花は時間をかけて開花しますが、完全に開くのは7月では日の出後の十分に明るくなったころ、8月は夜明けにあわせて、9月は夜が明ける前のまだ暗いころになります。

●実はアサガオの開花時間は季節によってかわり、明るくなると花を咲かせる、というわけではないのです。身近なアサガオにも不思議な性質が隠されているのであります。
7月11日
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【金魚】

●これからは各地で商店街や町ぐるみの夏祭りが開催される季節であり、夜店には金魚すくいなども見かけるようになります。

●金魚は中国原産の魚で、フナが変異したものであり、その色や模様が美しいことから鑑賞用などとして古くから飼育され、日本には室町時代に入ってきたといわれています。

●そして江戸時代、徳川4代将軍家綱のころから庶民にと っても金魚が身近なものとなり、金魚売りを職業とする人も現れました。縁日や夏の夜店に金魚が登場するようになったのは明治になってからですが、今よくある細い針金に薄い紙を張った金魚すくいが始まったのは、大正から昭和にかけてであります。

●水の中を優雅に泳ぎ回る金魚たちは、私たちに涼を与えてくれます。この夏、お祭りから金魚を持ち帰ったら上手に育て、夏の風情を味わってみてはどうでしょうか。
7月10日
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【太平洋の波】

太平洋は世界一大きな海であり、赤道をはさんで北と南に大きく広がっています。この大きな海は、今の時期、北半球と南半球でその様子が異なっています。

北半球の夏の海は台風によるうねりがやって来なければ比較的穏やかで、7月に太平洋の波の高さが2・5メートル以上になる割合を見てみると、日本周辺の海では、太平洋側の一部で20パーセント以下と多少高い値を示すものの、日本近海のほとんどは10パーセント以下とほとんど荒れないことがわかります。

一方、季節が冬である南半球の太平洋は荒れていて、南へ行くほど荒れやすくなり、ニュージーランド近海で、2・5メートル以上の波があらわれる割合は40〜50パーセント、南極の近海では60パーセント以上なのです。

この時期、北半球の海は穏やかなことが多くても、南半球の海は最も荒れやすくなっているのです。
7月9日
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【ブロッケン現象】

山に登ったとき、雲や霧の中に七色の光の輪を背負った大きな人影が現れることがあります。これはブロッケン現象といわれるもので、その正体は自分自身の影です。

「ブロッケン現象」は、ドイツのブロッケン山(標高1142メートル)でよく現れたことから、名付けられ、このブロッケン山は昔から魔女や妖怪が集まる山として知られていました。そのため、ヨーロッパの人々はこの影を「ブロッケンの妖怪(ようかい)」と呼んで恐れていました。

一方、日本では、山は仏の住むところとされていたので、雲の中に現れる光を背負った影は、阿弥陀如来(あみだにょらい)の姿だと考えられていました。そのため、日本ではブロッケン現象のことを「御来迎(ごらいごう)」や「仏の御光」とも呼んでいました。

ちなみに、「御来迎」と似た言葉に「御来光(ごらいこう)」があり、これも「御来迎」と同じ意味を持ちますが、現在は山頂で朝日を拝むことに使われることが多いようであります。これは神聖なものとされていた御来迎が、いつからか山頂で朝日を拝むことにおきかえられたものであります。

同じブロッケン現象を見ても、日本人とヨーロッパの人では、とらえ方に大きな違いがあったことがわかるでしょう。
7月8日
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【ほおずき】

夏の暑い時期に実をつける植物のひとつに、ほおずきがあります。これからの時期は関東の各地で「ほおずき市」が開催され、大いににぎわいます。

ほおずきはナス科の多年草で、赤くて丸い実をつけ、実を包み込んでいる袋のようなものはがくで、花が散ると5枚のがくがしだいに大きくなって実を包み、赤い色に染まるのです。

英名はチャイニーズランタンプラント、漢字では「鬼灯」と書き、七夕やお盆のころに庭や仏壇などに飾ったり、赤い紙を張って作った「ほおずきちょうちん」とよばれる丸いちょうちんを精霊(しょうりょう)迎えの際に使ったりと、夏の時期には欠かせないものでした。

今では庭によく植えられているほおずきですが、昔は魂がのりうつって家庭に病人や死人を出すといわれていたため、屋敷に植えることは避けられていたようです。

ちなみに、北アメリカ原産の食用ほおずき(英名ストロベリートマト)という種類は、そのまま食べても果物のように甘くておいしいですが、日本の庭などに植えられているほおずきは生では苦くて食べられません。ゆでて苦みを取り除けば食用となり、江戸時代には元日の朝に食べるとお腹の病やかっけにならないという俗説もあったそうです。
7月7日
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【七夕】

7月7日は七夕。例年、梅雨のまっただ中であり、せめて七夕の夜だけは晴れて欲しいと願ってしまいます。しかし、旧暦では現在の8月初旬ごろにあたり、梅雨も明けて夏真っ盛りであるため、旧暦の七夕のほうが晴れてきれいな星空が見られる可能性が高くなるといえるようです。

七夕といえば、笹に願いを書いた短冊を飾る祭りでありますが、これは日本独自のものです。中国の七夕は、女性の裁縫の上達を願う行事で、針や色のついた糸などを供えるものであるのです。

織姫である織女星(しょくじょせい)と彦星である牽牛星(けんぎゅうせい)は、天の川をはさんで西と東にある「こと座のベガ」と「わし座のアルタイル」のこと。ベガもアルタイルも「夏の大三角形」の一つで、一等星の明るい星なので簡単に見つけることができます。
7月6日
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【小暑】

●7月7日は二十四節気のひとつ、小暑(しょうしょ)。夏至をすぎて昼間の長さは徐々に短くなってきていますが、暑さは日増しに強くなっています。本格的な夏の到来を間近に控え、南西諸島以外の地域でも梅雨明けが近づくころです。ただし、小暑のころの7月前半は集中豪雨が起きやすい時期でもあり、注意が必要であるのです。

●7月に入ると、夏の花々もそろそろ咲き出します。その中でも、この時期には蓮(はす)の花が咲き始め、各地の公園などで見ごろを迎えます。昔から観蓮(かんれん)や蓮 見(はすみ)などといって、蓮が開花する様子を観賞することは風流とされてきました。特に江戸時代には、大勢の人が蓮の名所に出かけたそうであります。

●蓮は早朝に開花して午後にはしぼんでしまうため、見に行くときは午前中の早い時間がよいでしょう。
7月5日
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【蚊帳】

●今年の夏は気温の高い日が多く、暑さにうんざりしてしまっている方も多いことでしょう。西日本、東日本では、熱帯夜と呼ばれるほどの暑い夜がこれからしばらく続きます。ただ、エアコンの普及している現代は、昔に比べると熱帯夜でも寝苦しく感じることは少ないのかもしれません。

●では、エアコンの無かった時代はどのようにこの熱帯夜を過ごしてきたのでしょうか。

●昔は蚊帳(かや)が暑い夜の必需品でした。蚊帳とは、麻などで編まれた寝具の覆いで、テントのように張って使うのです。虫よけと湿気よけの効果があるため、蚊帳の中に入って寝れば、部屋の戸を開けておいても虫に刺されたり蚊の羽音に悩まされることはないのです。

●外から入るやさしい風を感じながら、比較的涼しく眠ることができたのであります。
7月4日
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【天の川】

星にあまり興味のない人でも「天の川(あまのがわ)」という名前は聞いたことがあることでしょう。天の川は夏の今がいちばん空高くに見える時期で、眺めるには絶好の機会といえます。

天の川はカシオペヤ座からはくちょう座、わし座、さそり座にかけて夜空にぼんやりと帯状の光を放っており、まさに天上に横たわる大河のよう。そのため、古代の人たちは天の川を地上の川と関連づけて考え、エジプトでは「天(てん)のナイル」、バビロニアでは「天のユーフラテス」、インドでは「天のガンジス」という意味の名前を付けたのであります。

この天の川の正体は、小さな星の集まりです。夜空に点々と輝いている光が集中していることで、あたかも星の川のように見えるのです。

最近は、夜間の照明が多くなった影響で、天の川を見たことがないという子どもが多くなりました。この夏休みは郊外に出かけて、夜空にかかる天の川を眺めてみてはどうでしょう。
7月3日
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【さそり座】    

●夏の星座で花形といえば、さそり座ではないでしょうか。さそり座は黄道12星座として星占いに登場するだけでなく、その形や明るい星の数など夏の王者としてふさわしい星座であります。

●それゆえ、夜空の中でさそり座を見つけ出すのは空がよほど明るくない限り簡単です。南の空を眺めて、「S」字形の星の並びを探せばすぐ見つけることができます。

●ちょうどサソリの心臓の位置にある赤く輝く星が一等星の「アンタレス」です。アンタレスはアンチ・アレー スという言葉からきていて、「火星に対抗するもの、火星の敵」という意味があります。火星がアンタレスの近くをしばしば通り、そのときに両者が星の赤さを競い合うところから由来しています。

●また、さそり座はギリシャ神話によると「自分より強い者はいない」と豪語していた狩人のオリオンをこらしめたサソリの姿だといわれているため、オリオンは冬の星座としてサソリから逃げるように夜空を巡っているのであります。
7月2日
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【ラベンダー】

北海道の富良野地方では、ちょうど今の時期の7月、ラベンダーが見ごろを迎えています。

紫色のじゅうたんが一面に広がったようにみえる風景は富良野地方の初夏の風物詩となっていて、毎年多くの観光客が訪れているのです。

ラベンダーは、ヨーロッパ南部原産のシソ科の多年草で、香り高いのが特徴で、ラベンダーには気持ちを落ち着かせる「鎮静効果」があり、頭が冴えて眠れないときなどは枕元でくゆらせて、芳香浴(ほうこうよく)をすると、リラックスできて心の安定を促してくれます。また、痛みを軽くする「鎮痛効果」も期待でき、お湯をはったボウルに1、2滴オイルを加えてタオルに浸し、患部に当てると効果的です。
7月1日
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【半夏生】 

●7月2日は二十四節気よりさらに細かい暦の単位である七十二候の一つ、半夏生(はんげしょう)。このころになると田植えも終わり、暦の上では梅雨明けの時期を迎えるため、半夏生の後は晴れの日が続いて稲が良く育つとされてきました。

●そのため昔は「半夏半作(はんげはんさく)」といって、この日までに田植えを終えなければ収穫が減ってしまうという理由から、半夏生を田植えを終える目標の日にしていたといいます。

●しかし現在では、この半夏生のころは、梅雨の後半にあたり、大雨になりやすい時期であります。西日本では、半夏生の雨は大雨になるということから「半夏雨(はんげあめ)」といい、そのときの洪水を「半夏水(はんげみず)」といいます。

●過去、半夏生の時期には「昭和47年7月豪雨」と呼ばれる大災害がありました。1972年7月3日から13日にかけて、九州から関東地方までという広い範囲で記録的な大雨が降り、斜面崩壊や河川の氾らんによって死者行方不明者441人という多数の犠牲者を出したのです。梅雨の後半は大雨になることが多いので、注意しなくてはいけません。

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