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今日の豆知識
十勝の鈴木農場

ここでは、ちょっとした豆知識を掲載させていただきますね。
できるだけたくさんの知識を掲載できるように頑張っていきます!
1・2月 3・4月 7・8月 9・10月 11・12月
【エアコンの除湿】【アンズ】【海水浴に適した水温になる時期】【台風】【旬の食材・トマト】【鮎(あゆ)】【豪雨のしくみ】【梅干しの効果】【水虫】【星の動き】【夏至】【河童】【浴室はカビ天国】【畳の特徴】【てるてるぼうず】【睡眠中の発汗】【化学繊維の特徴】【カタツムリとその仲間】【メロンの食べごろ】【ホタルを見てみよう】【傘の日】【降水確率】【南風(はえ)】【乾燥剤の種類】【豊年エビ】【芒種】【ダウンバースト】【梅雨】【アジサイ】【6月の星座・てんびん座】【気象記念日】【虫食い】【北日本の冷夏】【靴の中の気候】【卯の花くたし】【五月晴れ】【地震は突然やってくる】【リラ冷え】【風向き】【豪雨の記録】【落雷による電圧低下】【小満】【ピクニックに出かけよう】【自転車で旅に出よう】【麦秋】【カッコウ】【旬の食材タマネギ】【カツオの回遊】【母の日とカーネーション】【霜のはなし】【カヌーの種類】【ホタルはいつごろからみられる?】【クローバー】【磯遊び】【メイストーム】【旧暦五月は雨の季節】【立夏】【端午の節句】【バラの種類】【5月の星座おとめ座】【八┼八夜】
5・6月
豆  知  識
6月30日
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【エアコンの除湿】

じめじめとしたこの季節は、不快な上にカビが発生しやすくなります。カビは高温多湿の環境を好みますが、そんなときに便利なのがエアコンの除湿機能。

多くのエアコンには冷房機能と除湿機能が備わっていますが、そのしくみはほぼ同じです。違いはおよそ冷却の強弱によるもので、室温が下がるくらいに空気を冷やすのが冷房機能、室温が上がらないよう一定に保つ冷却が除湿機能です。

湿気を含んだ空気が冷やされると、冷たい飲み物の入ったコップの表面に水滴がつくように、空気中の湿気は水滴に変わります。エアコンもこの性質を利用していて、室内の湿った空気を取り込んで冷やし、空気から取り出した水滴を屋外へ排出することで湿気を取り除いています。そのため、エアコンから出る冷えた空気は乾いたものになるのであります。
6月29日
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【アンズ】

●6月に入り、春に花を咲かせた果樹が続々と実を結びはじめました。現在、旬を迎えている果物にアンズがあります。アンズは4月ごろにピンク色の花が咲き、6月から7月にかけてだいだい色の実をつけます。

●アンズは中国が原産地で、紀元前3000年から紀元前2000年ごろより栽培され、歴史の古い果樹であります。日本へも弥生時代以降中国より伝えられ、「唐桃(からもも)」と呼ばれていました。

●アンズはバラ科サクラ属に属し、モモ、スモモ、ウメ、サクランボ、アーモンドなどと同じ仲間で、これらはいずれも果肉の中心部にかたい核(種)をもつ特徴があります。

●アンズの栄養素で特に優れた点は、ベータカロチンが他の果物に比べ豊富なことであります。ベータカロチンは老化防止や夜盲症に効果があります。

●日本では東北や甲信越地方が主な産地となっていて、中でも長野県は国内で生産される70パーセントがつくられているのです。
6月28日
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【海水浴に適した水温になる時期】

●7月に入ると海開きを行う海水浴場も多いですが、まだ海水に冷たさを感じることもあることでしょう。

●一般に海水浴に適した水温は23度以上といわれています。平均水温が23度以上になるのは、九州南部より南の地方では6月で、7月には太平洋側では関東沖、日本海側では新潟沖にまで広がります。8月ともなれば真夏の暑さとともに水温も更に上がって、海水浴に適した海域は太平洋側で福島沖、日本海では津軽半島沿岸まで広がり、多くの人が海水浴場へと足を運びます。

●ここで興味深いことは、同じ緯度でも日本海の方が太平洋よりも水温が高くなるということであります。これは、日本の周辺を流れる海流が大きく影響しています。

●太平洋では暖流の黒潮が関東沖まで流れていますが、そのまま北上せず東へ進んで日本から徐々に離れていき、北海道から東北にかけては北から冷たい親潮(千島海流)が流れています。このため、三陸沖ではあまり水温はあがらないのです。

●一方、日本海は暖流である対馬海流が北海道の北まで流れているため、北日本の海域では太平洋よりも日本海のほうが水温が高くなるのです。
6月27日
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【台風】

日本では、これから徐々に台風の接近や上陸の心配が大きくなってきます。台風が日本に近づいているとき、天気予報やニュースなどで「超大型で強い台風が・・・」などと台風の「大きさ」や「強さ」を表す言葉を良く耳にします。皆さんはこの表現を正しく理解しているでしょうか。

例えば、大きな被害をもたらすのは大型の台風だけとは限りません。台風による被害は「大きさ」だけでなく、風の強さ、雨量などによってさまざまです。大型でなくても大きな被害を引き起こした台風はいくつもあるのです。

また、強い台風は必ず強い雨を降らせるのでしょうか。台風の「強さ」は雨を基準に決められているわけではありません。同じ強さの台風でも降らす雨の量はさまざまで、風が非常に強くて雨の多くない台風もめずらしくないのです。

最後に、中心付近の風が強いほど強い台風になるのかというと、これは正解です。台風の「強さ」は風の強さによって決められているのです。

台風は雨、風ともに特に激しい現象なので、ちょっとした勘違いが大きな事故につながることもあります。正しく理解して防災に努めたいものであります。
6月26日
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【旬の食材・トマト】

●これから夏に向けて旬を迎える野菜にトマトがあります。トマトは野菜別生産量世界1位のナス科の植物で、原産地はアンデス山脈西斜面のペルーやエクアドル地方といわれていて、紀元前のうちに現地の民族の移住によってメキシコに伝えられました。その後、16世紀には観賞用としてヨーロッパへ渡り、日本へ伝わったのは17世紀といわれています。

●明治の初めには日本でも食用としての栽培が始まりましたが、当時は日本人の好みにあわず、生産量はわずかでしたが、食生活の洋風化とたび重なる品種改良の結果、需要が急増し、現在のような人気の野菜となったのであります。

●トマトの人気のひみつは、味に加えて栄養面でも優れた野菜であること。西洋に「トマトが赤くなると、医者が青くなる」ということわざがあるくらい栄養価が高く、特にビタミンCとリコピンが豊富に含まれているのです。

●ビタミンCはトマトに含まれるルチンとともに血圧を下げる効果を持っているので、トマトを食べることによって高血圧の改善が期待できます。ハウスもののトマトなら冬でも食べることができますが、露地もののトマトはビタミンCがその1・4倍も含まれているので、露地ものが出回る夏は味だけでなくトマトの栄養価も優れた季節といえるでしょう。

●また、トマトの赤い色素であるリコピンは、がんや動脈硬化症などの生活習慣病を引き起こしたり老化をすすめる活性酸素を取り除くのに強い効果をもっています。体の健康を維持するためにもトマトを積極的に食べたいものです。
6月25日
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【鮎(あゆ)】

6月は日本各地の川でアユ釣りが解禁になります。アユは魚へんに占うと書き、漢字が表す通りかつては占いに使われていた魚で、また、アユは香り豊かな魚として「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれます。これは、アユが川底の石につくコケなどを口ではがして食べ、そのコケ類がアユ独特の香りを作りだすからであります。

アユは秋に卵からかえると、海あるいは湖に入って冬を過ごします。春になると浅瀬に集まり、水量が多くなると上流を目指して遡上(そじょう)します。そして秋に産卵したあと一生を終えるのです。このように1年でその命を閉じることから「年魚(ねんぎょ)」と表現されることもあります。

春に遡上したアユは、川の中流あたりに達すると定住するようになります。やがて初夏になると、成長するのに必要な藻やコケ類を確保するため、1メートル四方のなわばりを持ちます。アユは魚の中では珍しく、なわばりを持つ魚。昔から日本人は、このアユ独特の性質を利用してアユ釣りをしてきたのです。
6月24日
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【豪雨のしくみ】

沖縄と奄美を除いて、九州南部から東北にかけては梅雨真っ盛りとなっています。梅雨の後半にもなると、日本列島上に梅雨前線が停滞し、局地的な大雨が降りやすいです。

強い雨を表す言葉には「大雨」や「豪雨」がありますが、気象庁では注意報や警報を発表するときに大雨注意報、大雨警報というように「大雨」を用いています。一方、「豪雨」は災害をもたらすような空間的、時間的なまとまりをもった場合に使用されています。その中でも特に空間的、時間的に集中しているのが顕著な場合は、「集中豪雨」という表現が使われています。

ところで、災害をもたらすほどの大雨である豪雨はそもそもどういった状況でおきるのでしょう。日本付近の気圧配置をみてみると、日本の南海上には夏の高気圧が現れています。この高気圧は水蒸気の大貯蔵庫となっており、この高気圧の西の縁をまわる風により、日本列島に湿った空気が執と流れ込んでいるのです。豪雨を降らせる雨雲は積乱雲で、通常は発生してから1時間もしないうちになくなります。しかし、南から湿った空気が執と流れ込んでいる状態では、積乱雲も休むことなく執と発生し続けるため、激しい雨が続くことになるのであります。
6月23日
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【梅干しの効果】

●蒸し暑くなるこれからは食品が傷みやすくなる季節です。食べ物の中や空気中にいる細菌は、この時期のような高温多湿な環境では、その繁殖能力も高くなります。

●例えば、食中毒の原因のひとつといわれる腸炎ビブリオ菌は、気温30度の条件ではわずか1時間で60倍に増殖し、2時間経つとなんと3000倍にも達します。このため、この時期は特に細菌が繁殖しないように気を付けなくてはいけません。

●中でも、作ってから食べるまでに時間のかかるお弁当にいれるものは、生ものを避け、すべてのものによく火を通す必要があります。また、ご飯は冷ましたあとでふたをするようにしたいものです。

●お弁当の中に梅干しを入れることも、食中毒の予防には効果があります。梅干しの中には、梅干し独特の風味や香りを作り出している「ベンズアルデヒド」と呼ばれる、殺菌や防腐効果を持った成分が含まれています。

●これにより、梅干しをごはんの中に入れるだけで細菌の繁殖力を低下させ、食中毒の予防につながるのであります。
6月22日
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【水虫】

これから蒸し暑くなってくると、水虫になったり、その症状が悪化しやすくなります。水虫は一日中靴を履かなければならない職業の人に多く、年齢が高くなるほどその割合も高くなる傾向があります。

水虫の正体は白せん菌とよばれるカビの一種で、白せん菌は皮膚の一番外側の角質層にくっつき、皮膚の成分を栄養にして生きています。また低温で乾燥している冬場などはなりをひそめていますが、春から夏にかけての高温多湿な環境では活発に増殖し、患部を悪化させるのであります。

人の角質層は外部からの刺激や雑菌などから身体を守るため丈夫にできています。そのため、いったん白せん菌が皮膚に住み着いてしまうと、治療薬が浸透しにくいためなかなか死滅しなく、しかも白せん菌自体、生命力が強く、はがれ落ちた皮膚の中で何か月も生き続けると言われるほどです。このように水虫は手強い病気なのでこれからの蒸し暑い季節には足の手入れは念入りに行いたいです。
6月21日
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【星の動き】

●雨は空気中のちりを洗い流してくれます。このため、梅雨の晴れ間にはひときわきれいな星空を見ることができるのです。

●星空は季節によって変化しますが、一晩のうちにも移り変わっています。星空をしばらく見続けていると、東に見えていた星は時間とともに南に移動し、南に見えていた星 は西へと移動していきます。

●そして、北の空に光る星はある点を中心として反時計回りにまわってみえます。ここには「北極星」があり、位置を変えることなく光り続けるので、一晩中、北の方角を知ることができます。北半球ではこの北極星を中心として、星が移動しているのです。このような見かけ上の星の動きは「日周運動」と呼ばれ、地球の自転により起こります。

●そして、北極星の位置は、緯度と同じ角度の空に見ることができます。例えば、北緯36度に位置する日本(東京)の場合、北極星は地平線から36度の角度をもった夜空 に輝いています。北半球の星はこの北極星を中心として動くため、空全体でみると南に傾いた軌跡を描くのです。

●カメラのシャッターを一定時間開け放した状態にして西または東の星空を撮影してみると、星が南側に傾いた線を描くことがわかるでしょう。
6月20日
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【夏至】

●6月21日は夏至。このころは、暦の上で夏の真ん中にあたると同時に、梅雨も盛りの時期。このため天気は雨続きで、太陽が雲に隠れていることが多いのです。ただし、いったん太陽が顔を出せば一年で一番強い日ざしになります。 この時期、たまに晴れた日には日焼けをしすぎないよう紫外線には特に注意が必要です。

●夏至の太陽は1年で最も北にかたより、北緯23度27分にある北回帰線の真上にやってきます。そのため北半球では、昼が最も長くなって夜が最も短くなります。北極に近い地域では、1日を通して空が明るいままの白夜(はくや、びゃくや)となり、とくに北緯66度33分以北の北極圏と呼ばれる地域では太陽が沈まないのです。

●夏の短い夜につられ夜更かしをして、寝不足にならないよう気をつけましょう。
6月19日
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【河童】

雨の日ばかりですっきりとしない天気が続きますが、農家の人にとって梅雨はとても大切な季節であるのです。梅雨に降る雨の量でその年の収穫量が決まってしまうといっても過言ではありません。

そのため、昔から農業を盛んに行ってきた日本人は、水の神・水の精霊として「河童(かっぱ)」を恐れあがめてきました。現在でも梅雨の時期になると、川祭りや河童祭りを行っている地域があります。

「河童」と聞いて想像するのは、頭の上に皿をのせた、いたずら好きのちょっとかわいらしい生き物だろうでしょうか。しかし、昔から言い伝えられている本来の河童の姿は、これとは全く違うようであります。

水の精霊である河童は、陸地と水中の両方で活動することができ、顔は虎に似ていると言われています。姿は4歳くらいの子供のようですが、口にはとがったくちばしがあり、体はうろこに覆われて、毛髪はほとんどありません。頭頂部には水が少し入るくらいの皿のようなくぼみがあり、その皿の中に水がある間は陸上でも生きていられると考えられていました。

ほかにも、河童はウリ類を好むとか、人間の子どもに化けることができる、さらには動物を水中に引き入れて血を吸うといった説もあるようです。もちろん河童は実在しない架空の生き物ではありますが、小さな子供にこんな話をしたら、きっと怖がってしまうでしょう。
6月18日
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【浴室はカビ天国】 

●ジメジメとした梅雨の時期は、カビにとっては大好きな季節であります。それだけにカビの発生に神経をとがらせている人は多いのではないでしょうか。

●カビは高温多湿の環境を好むため、家の中でも特に浴室は要注意の場所。入浴中は湯気が天井や壁に多量の水滴となって付着し、入浴後しばらく経ってもこの状態が 続くため、浴室は湿度の高い状態になっています。それに加え最近のマンションには窓のない浴室も多く、換気扇程度では効率よく空気を入れ換えることができないこともカビの繁殖につながっています。

●また、浴室は体の汚れを落とすところであり、この汚れもカビにとっては繁殖に適した環境をつくっています。そもそもカビは有機物を分解して無機物に戻すという地球のリサイクル機構を担う生物であります。そのため石けんの泡の跡や体のアカが浴室の壁や床などに残っているとそれらはカビの栄養源になるため、カビを発生しやすくするのです。

●このように浴室はカビの発生に適した環境になっているため、日ごろからの十分な手入れが必要なのであります。
6月17日
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【畳の特徴】

最近の住宅はフローリングの床材が多くなっていますが、私たち日本人にとって畳の和室はなぜか落ち着く空間であります。

それは畳の特長に注目してみると理由がわかり、まず、畳には湿度を調節する作用があります。畳は空気中の湿度が高いと湿気を吸い、逆に乾燥すると空気中に水分を放出し、その結果、じめじめとした梅雨の時期も畳の部屋は比較的過ごしやすいのであります。

また、畳の表にはイ草が使われており、これが適度なクッションになり、昼寝をする時にごろりと横になっても痛くなく、歩く時も気持ちよい感覚があるのです。

畳の材料であるイ草は、もともと利尿や炎症を取り除く作用、止血の効果がある漢方薬で、その香りには人をリラックスさせ、ストレスを解消する鎮静作用があります。

和室に入ると落ち着いた感じがするのは気のせいではないのです。畳は多湿な日本の気候に適した床材であると同時に、リラックス作用のある優れたものだったのであります。
6月16日
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【てるてるぼうず】

各地で梅雨を迎え、憂鬱な長雨のシーズンになっています。晴れてほしいと願うことも多いことでしょう。そんなときこそ、てるてるぼうずの出番。

てるてるぼうずは古くから伝えられてきた天気の願掛けで、そもそもその起源は中国の掃晴娘(サオチンニャン)人形だと言われています。女の子をかたどった白い紙の人形に赤と緑の着物を着せ、稲の穂でつくったほうきを持たせて軒に吊るし、雲をほうきで払って青空をもたらしてくれるように祈るものであり、これが日本に伝わっててるてるぼうずの風習が生まれたようです。

昔、天気は今以上に生活に影響を与えるものでした。農業が生活の基盤だった時代は、長雨やひでりなど不順な天候が続けば飢饉の原因にもなるので、これを防ぐために山頂に水の神さまをまつった神社を建てるなどして雨乞いをしていました。てるてるぼうずには、それほどの深刻さはないが最も身近な天気乞い(雨乞い、晴れ乞い)と言えることでしょう。
6月15日
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【睡眠中の発汗】

●私達は人生のおよそ3分の1の時間を睡眠に費やしています。睡眠は、疲労を回復したり、健康を維持するのに欠かすことができないだけに、夜は快適な布団で眠りたいものです。

●人間は、一晩でおよそコップ1杯程度の汗をかくといわれています。皮膚の下で作られた汗は水蒸気となって体の外に放出され、そのほとんどは布団によって吸収されます。このとき掛け布団が吸った水分は、ある程度逃げて部屋中に広がりますが、敷き布団が吸い取った水分は、床が吸い取ってくれない限りほとんど蒸発していきません。

●こうして湿ったままになった布団は気持ちがよくないだけでなく、あたたまりにくくなってしまいます。また、カビやダニの温床になり、アトピーなどのアレルギーの原因になることもあります。

●通常、床に就いてから3、4時間たつと、布団の中の湿度は35パーセントから50パーセントでほぼ一定になります。しかし暑さを感じるときには湿度が60パーセント以上、特に夏の暑い夜は80パーセントに達することもあります。

●このように、気温が高いほど布団の湿度も高くなるため、これからの時期はいつもより頻繁に布団を干すよう心がけましょう。
6月14日
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【化学繊維の特徴】

●天気の安定しない6月は、湿度が高く不快に感じる日も多く、そこで、着るものを選ぶ時は素材に気を配ってみてはいかがでしょう。

●洋服のもとになる生地にもいろいろな種類がありますが、1900年代になってから人口的に繊維が作られるようになりました。最初に発見された化学繊維はナイロンで、1936年には、アメリカの企業によって「66−ナイロン(ろくろくないろん)」が製造されました。

●その後、ポリエステルやアクリルが発明され、ナイロンと合わせて、これら3つは三大合成繊維と呼ばれるようになり、そのほかにも原料や製造法の違いにより、いろいろな種類の化学繊維が作られ、それぞれの特徴を活かした分野で幅広く使われています。

●その中で、「レーヨン」は光沢がありきれいな色に染められるという特徴があるので、女性用のブラウスなどに使われています。肌触りがよく柔らかい素材で、汗も吸い取ってくれるので、夏に向いた繊維といえるでしょう。ただし、シワになりやすいことが欠点です。

●レーヨンと見た目はさほどかわらない繊維に「ポリエステル」がありますが、これはしわや型くずれがしにくく、アイロンがけをしなくてもいい素材。乾きがとても早い分、こちらも夏向きの繊維ですが、吸湿性が低く汗を吸い取ることはできません。

●どちらも夏に適した素材で見た目もさほど違いはないですが、その性質は大きく異なっているのです。
6月13日
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【カタツムリとその仲間】

梅雨の時期はじめじめとしていてあまり好きではない、という方もいるかもしれません。しかし、こんなじめじめした季節が大好きなのがカタツムリであります。

カタツムリは、歌の中などでは「デンデンムシ」とも呼ばれていますが、カブトムシやクワガタのような昆虫の仲間ではなく、イカやタコと同じ軟体動物であります。その中でも小川などにいるタニシなどと同じ、巻き貝の仲間であります。

カタツムリは軟体動物であるがゆえ、湿気の多い所でないと生きていけません。体の表面がぬれているのは体がひからびてしまわないための仕組みで、乾いた所でも歩けるように体の下からはねばねばした液体を出しています。そのせいで、包丁の刃の上でも体に傷一つつけることなく平気で移動できるという特技も持っているのです。

また、カタツムリは強い日ざしを避けるために夜に活動するので、日中に見かけることはあまりありません。晴れの天気が続いて乾燥した日には、葉っぱの裏などに張り付いたり落ち葉の中に隠れたりしており、また、殻の入り口に膜をはり自らの殻の中に身を隠すこともあります。

ただ、雨が降って日ざしがない日は昼間でも動き回ることができるので、雨の日は葉っぱの上を元気にはいまわるカタツムリの姿を目にする機会が多いのであります。
6月12日
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【メロンの食べごろ】

これから暑くなってくると、よく冷えたメロンがいっそうおいしく感じられるようになります。メロンは少々値が張る果物なので絶対に食べごろは逃したくないもの。

メロンを買ってきたら、常温(20度から25度くらい)で保存します。時間がたつと香りが強くなり青緑色だった表皮がやや黄色みがかってきます。底の部分を軽く押してみて柔らかくなっていたら、それが食べごろを迎えた証拠。比較的高級なものには食べごろを表示したシールが貼ってあるので、それを目安に確認するとよいでしょう。そして、食べごろになったら冷蔵庫で3時間から5時間程度冷やせば一層おいしく食べられます。

ところで、メロンはおいしいだけでなく体を健康にする要素をたくさん持っており、例えば、メロンに豊富に含まれているカリウムは、余分なナトリウムを排出して体内の塩分を調整する働きを持っています。また利尿作用もあるので、二日酔いやむくみなどにも有効です。

ほかにも豊富なビタミンが肌をみずみずしく保ってくれたりと、メロンは美容や健康という面にも優れた果物なのであります。
6月11日
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【ホタルを見てみよう】

●6月に入り、西日本の各地から初夏の夜空を彩るホタルが飛び始めたとの便りが届いています。ホタルは天気と関係の深い昆虫で、幼虫が上陸したり、その後羽化や産卵をしたりするのはだいたい雨が降っているときか止んだ後が多いようです。

●また、ホタルを観賞するにも天気が重要な要素となります。今にも雨が降りだしそうな曇天で、気温と湿度が高く風が弱い状態が、ホタル観賞には最適なのであります。

●また、時間は日没後1〜2時間後の午後8時ごろが適しています。これは天敵が少なく、かつ求愛行動にもなる光がハッキリ見える時間帯であるためといわれています。こ のように、梅雨の時期だからといっていつでも簡単にホタルを見られるわけではないのです。

●梅雨に入り曇り空が続くと気分がめいってしまうかもしれません。そんなときはホタルの光をさがしに、各地のホタルの名所にでかけてみてはどうでしょうか。
6月10日
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【傘の日】

6月11日は傘の日。これは、傘のファッション性や機能性などのさまざまな魅力を知ってもらおうと、傘の団体が制定したもので、なぜこの日が選ばれたかというと暦の上での梅雨入りである「入梅(にゅうばい)」が毎年6月11日ごろなのにちなんだためであります。

ところで皆さんは雨降りに駅や学校まで家族が傘を持って迎えに来てくれたという経験はないでしょうか。有名な「あめふり」という童謡に「じゃのめ」を持って母親が子供を迎えにいくというものがあります。

この歌の中で母親が持ってくる蛇の目(じゃのめ)の傘とは、どんな傘か皆さんは知っているでしょうか。蛇の目傘とは和傘の一種で、江戸時代に一般的だった雨傘のことで、現在では洋傘が主流となっており傘も時代とともに移り変わってきたのであります。
6月9日
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【降水確率】

●降水確率は天気予報にかかせない要素のひとつ。日本で降水確率予報が始まったのは1980年6月のことで、当時は東京地方だけが対象でしたが、1982年7月からは全国的に実施されるようになりました。ところで、この降水確率について正しく知っているでしょうか。

●降水確率が高いと、強い雨が降る印象を持っていないだろうか。しかし降水確率と雨の強さは、全くの無関係であります。

●また、降水確率が高いほど雨の降る時間が長いような気もしますが、これも関係はありません。

●さらに、降水確率が0パーセントのときに雨がぱらつくことは絶対ありえない、と思うかもしれませんが、これもそうではありません。降水確率は1ミリ以上の雨の降る確率でありますから、1ミリ未満のぱらつくような雨は予報の対象になっていません。降水確率の意味を正しく理解して、天気予報を上手に活用していきたいものです。
6月8日
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【南風(はえ)】

夏になると日本列島は太平洋高気圧に覆われる日が続き、この高気圧のふちを流れる南風が吹きやすくなります。このような南風のことを「南風(はえ)」と呼ぶことがあります。

南風(はえ)は西日本を中心に広い範囲でおだやかで船乗りに喜ばれる風として、特に漁師たちに使われてきた言葉で、真南から吹く風のことを「正南風(まはえ)」といい、南西の風を「南風西(はえにし)」ともいいます。

南風(はえ)は地名にもなっていて、沖縄県の南風原町(はえばるちょう)、長崎県佐世保市には白南風町(しらはえちょう)や南風崎町(はえのさきちょう)といった所があります。

また、フグで有名な下関には南風泊(はえどまり)漁港があり、南風(はえ)を避けるために停泊したことから名付けられたと伝えられているのです。
6月7日
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【乾燥剤の種類】

じめじめとした梅雨の時期は、のりやせんべいなどがしけやすくなり、そんなときに活躍するのが乾燥剤。乾燥剤には、大きく分けて2種類あります。

一つは「化学的乾燥剤」とよばれるもので、化学反応によって水分を吸い、湿気を取り除く。代表的なものには「ライム」があります。このライムの主成分は白い粒状の生石灰(せいせっかい)で、水分を吸収することで「消石灰(しょうせっかい)」という別の物質に変化する。これは主にのりやせんべいなどの保存に利用されています。

もう一つは、「物理的乾燥剤」とよばれるもので、化学変化することはなく、内部に水蒸気を吸着させることによって、除湿する乾燥剤です。代表的なものにシリカゲルがあり、主成分は二酸化ケイ素というものでできていて、透明の粒状でクッキーや袋菓子などの保存に使われています。

生石灰とシリカゲルとで吸湿量を比べると、長期的には生石灰のほうが多くの水分を取り除くことができる。しかし5日以内という短期間で見ると、シリカゲルのほうが水分をよく吸収する。つまり、生石灰は長期的な除湿、シリカゲルは短期的な除湿に向いているといえるでしょう。
6月6日
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【豊年エビ】

5月から6月にかけて、各地の水田では田植えのシーズンとなりました。農家の人達が田植えを済ませ、きれいに並んだ苗を見ながら願うのは、今も昔も秋の豊作ではないでしょうか。

そんな田んぼをのぞいてみると、人々の豊作の願いが込められた生き物「豊年エビ」を見つけることができるかもしれません。豊年エビは、ラッコのようにおなかを上にして泳ぐ体長1・5センチから2センチくらいのエビに似た生き物です。

江戸時代、このエビのような生き物が水田にたくさん現れると豊作になる、といわれたことから「豊年エビ」とよばれるようになりました。縁起がよいため、金魚屋が売り歩いたともいわれており、ちなみに、体は半透明で無色かきれいな緑色、あしなどは朱色を帯びていることから、英名はFairyShrimp(妖精のような小エビ)といいます。
6月5日
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【芒種】

●6月6日は二十四節気のひとつ、芒種(ぼうしゅ)。芒種とは、文字通り芒(のぎ)のある穀物の種まきをする頃という意味で、芒(のぎ)とはイネ科の植物の花の外殻についている堅い毛のことであります。

●芒種の頃はこれらイネや麦の芒のある穀物の種をまいたり苗を植える頃にあたり、昔は田植えシーズンの最盛期となっていました。梅雨入りを間近に控え、農家では多忙を極める時期でありますが、現在は田植えの時期が早くなり、すでに田植えが終わっている地方がほとんどのようです。

●芒種の頃になると、西日本では梅雨に入り、各地でカマキリやホタルが現れ始めます。また、あじさいの開花の便りが届いてくるのもちょうどこの頃にあたります。
6月4日
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【ダウンバースト】

地上に暮らす私たちにとって、風は水平方向に吹くものでありますが、飛行機などで上空へいくと、風は上昇気流や下降気流となって上下にも吹いています。

中でも積雲や積乱雲などの雲から吹きおりる非常に強い下降気流はダウンバーストとよばれています。これは離着陸時の飛行機にとってたいへん恐ろしい風で、過去に何度となく墜落事故を引き起こしてきました。

下降気流の風速は10メートルから75メートルにも達するといわれ、地上に降りたときに水平方向に広がる風も強い突風になります。

着陸時の飛行機の進路にダウンバーストがある場合、強い向かい風によって揚力が高まり、機体は上昇します。そこでパイロットは機体を降下させる操作をしますが、そのままダウンバーストの中に入ってしまうと、今度は追い打ちをかけるように強い下降気流によって一気に降下してしまいます。また、ダウンバーストから離れていくときも追い風によって揚力が著しく低下します。

このように、ダウンバーストが発生すると、機体は強制的に下降させられて、墜落してしまうこともあるのです。
6月3日
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【梅雨】

四季のある日本列島には、春から夏の変わり目に梅雨(つゆ)の時期が存在します。

日本列島に梅雨前線(ばいうぜんせん)が停滞すると、前線に向かって南から湿った空気が執と流れ込んでくるため、雨雲がどんどん発達して雨が降り続き、このぐずついた季節が約1か月ほど続いたのち、南の太平洋高気圧の勢力が強まると、やっと梅雨前線は日本列島から離れていくのです。

梅雨の時期は、じめじめして日ざしが少ないため、外出するにも洗濯するにもうんざりしてしまい、梅雨も終わりに近づくと西日本を中心に大雨となることがあり、それに伴って河川の増水や浸水の被害、土砂災害などが起きやすくなります。毎年のように被害がでており、人命が奪われることさえあるのです。

しかし、梅雨には大雨による災害という悪い面がある一方で、よい面も存在し、貴重な水資源になるということです。この時期に雨が降らなければ、梅雨が明けたあとで水不足にもなりかねなく、特に雪解け水のない地域では、梅雨時の降水量が少ないと夏まっさかりのころにダムの貯水量が不足して、取水制限や給水制限を行わなければならなくなります。

梅雨の雨は恐ろしいものであると同時に恵みの雨でもあります。うっとうしい天気をもたらすからといって、梅雨をやっかいものと決めつけることはできないのです。
6月2日
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【アジサイ】

梅雨時の花といってまず思い浮かぶものは、やはりアジサイ。アジサイは梅雨のどんよりとした空のもとでも、明るく鮮やかな彩りを見せてくれます。

アジサイは日本から世界じゅうに広がった園芸植物のひとつで、日本にもともと自生していたガクアジサイがその母種であり、そのガクアジサイが西洋で品種改良され、より色鮮やかになったものが私達がふだんよく目にするアジサイなのです。

このアジサイという名前は「真の藍色(あいいろ)の花が集まり咲くこと」という意味から、漢字の「集(あず)真(さ)藍(あい)」に由来しているといわれています。また、アジサイの学名は「ハイドランジア」といい、これはギリシア語の「水の器」、つまり「多量の水を吸収する植物」という意味から来ているそうです。

実際、アジサイを育てる上で十分な水分は欠かすことができません。アジサイの原種として国内に自生しているガクアジサイも、暖かい太平洋側の海岸や日当たりの悪い裏庭など、土が十分に水を含んでいる場所に多く見られます。

花の少ない梅雨の時期、雨に濡れていっそう生き生きとしたアジサイは、私たちに梅雨の風情を伝えてくれます。
6月1日
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【6月の星座・てんびん座】

6月は晴天があまり期待できない月ですが、それだけによく晴れた夜はうっとうしい天気から解放されたすがすがしさから、夜空を見上げることもあるのではないでしょうか。

その星空の中に、星占いにも登場する「てんびん座」があります。星占いに出てくる12星座を思い浮かべると、神様や人、動物が多くある中で、「てんびん座」だけ道具が星座になっています。

では、このてんびんを使っていたのは誰かというと「おとめ座」になったといわれている正義の女神「アストレイア」。アストレイアは人の魂をこのてんびんにのせて善悪をはかった、と言われています。

てんびん座の星の一つ「ズベンエルゲヌビ」は「南のツメ」という意味で、およそてんびんとは関係なさそうな名前です。実ははるか昔、てんびん座は隣にある「さそり座」の一部で、ちょうどサソリがハサミを振りかざした所に位置していたのです。そして、その隣の星の「ズベンエルシャマリ」は「北のツメ」です。

あまり目立つ星のないてんびん座は、さそり座とおとめ座の間の、少しさそり座寄りを見るようにすると見つけやすいでしょう。
5月31日
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【気象記念日】

6月1日は気象記念日。これは、1875年(明治8年)6月1日、現在の東京都港区で気象庁の前身である東京気象台が発足し、気象観測と地震観測が始まったことを記念した日です。

当時の観測は、イギリス人のジョイネル氏がたったひとりで担当していました。彼は1日3回の気象観測に加えて、地震があれば自ら地震計まで飛んでいってその揺れも観測していたそうです。

ジョイネル氏は、気象観測の必要性を訴えて、当時の工部省(欧米建築の輸入などを目的に設置された機関)に気象台の設置を決定させた立役者でもありました。その後、彼の技術は数人の日本人伝習生に受け継がれ、日本各地に測候所が誕生していくのです。

気象の歴史における6月1日は特別な出来事が重なった日で、東京気象台の観測開始からちょうど9年後の1884年(明治17年)の6月1日には、日本で初めてとなる天気予報が行われました。ちなみに、このときの予報をしたのも日本人ではなく、ドイツ人のクニッピングという技術者でした。

日本初の予報は「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ」というもので、現在の予報と比べるとずいぶん簡潔なもの。この日本最初の天気予報は東京の交番に掲示され、一般市民に伝えられたのです。
5月30日
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【虫食い】

6月1日は「衣がえ」の日。蒸し暑くなり始めるこの時期、そろそろ厚手や長袖の衣類をいっきにタンスの中にしまって、夏物に切り替えている方が多いのではないでしょうか。その際、衣類に小さな穴があいてしまう「虫食い」には注意しておきたいです。

この小さな穴をあける犯人は「カツオブシムシ」の幼虫や「イガ」や「コイガ」などガの幼虫です。「カツオブシムシ」はカブトムシなどと同じ甲虫(こうちゅう)の一種で、成虫になるとチューリップやマーガレットなどの花のみつを吸うため、衣類に穴をあけることはなくなります。

また「イガ」や「コイガ」も衣類を食べるのは幼虫の時期だけです。これらのガの幼虫は、衣類を食べるだけでなくその繊維で巣まで作り、さらに、食べた繊維と同じ色の保護色で身を守るため、巣も一見したくらいではわからないのです。

このような衣類に害を及ぼす幼虫は、主にたんぱく質を栄養にして生きているため、それを含んだ繊維も食べます。もともとは屋外に生息しているが、私たちが外出したときに服や荷物などに付着したり、洗濯物にくっついて一緒に家の中に運ばれ、タンスの中に侵入してきます。

幼虫は暗い所が好きなので、タンスや押し入れなどに居つき、冬を越して気温が15度以上になるころ、活動が活発になり、ちょうど春から秋にかけて、セーターなどの冬物を収納している期間は、衣類の虫食いの被害にあいやすい時期なのであります。
5月29日
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【北日本の冷夏】

●田植えの季節がはじまって、農業を営む方はこれからの 夏の天候が気になることでしょう。冷夏になると、低温や日照不足によって農作物の生育が遅れ、収穫も減って大きな影響が出ます。特に北日本は冷夏の影響を受けることが多く、昔からその被害に苦しんできました。

●北日本の冷夏は大きく2種類に分けられ、そのひとつが「北冷西暑(ほくれいせいしょ)型冷夏」と呼ばれるものです。この場合、低気圧や前線が北日本を頻繁に通り、上空には北からの寒気が流れ込みやすくなります。そのため、西日本では暑くて夏らしい天候になるのに対し、北日本一帯では太平洋側でも日本海側でも気温が低く冷夏になります。ただし、気温は低くても日照はある程度確保されるので、作物への被害はさほど極端なものにはなりません。低温の状態が続くのは数日くらいで、長くても10日前後のことが多いです。

●そしてもうひとつは「やませ型冷夏」と呼ばれるもので、この場合、オホーツク海方面に高気圧が居座り、高気圧から吹き出す「やませ」と呼ばれる冷たい北東風の影響で、東北の太平洋側を中心に冷夏となります。やませが吹きやすいのは稲の成長期から開花期にあたる5月中旬から7月中旬であるため、農作物への影響が大きくなります。ま た、やませは一般に5日前後吹き続けることが多く、時には20日以上に及ぶこともあるので、昔から農民にはとても恐れられてきたのです。
5月28日
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【靴の中の気候】

5月もおわりに近づき、今年も暑い季節が目前に迫ってきました。日本の夏はまるで亜熱帯のように気温と湿度が高く、蒸し暑い日が続くため、昔の人は足元が涼しく通気性のよいげたや草履を履いて生活していました。

しかし、明治の初めに現在のような足を覆うかたちの靴が登場したことで、靴の中の通気性は悪くなり、今では男女を問わず水虫に悩まされる人が多くなっています。

靴の中の温度は足の甲や足の裏など、場所によって違いがり、靴の表面部分は直接外気に触れ日射も受けるため、外の気温や日ざしによって温度が大きく変わり、外気温が高く日ざしが強く当たるほど熱くなります。

一方、靴底部分は外の気温にはそれほど左右されませんが、気温や日ざしによって地面が高温になると、その熱が足の裏にまで伝わってくることがあります。地面が冷えていると靴底は熱を逃がす場所になりますが、夏は地面温度が50度を超えることもあるため、熱を受け取る場所になってしまうのです。

さらに、足の裏は体のなかでも特に汗をかきやすい部分であり、約10時間靴を履いた場合、季節にかかわらず両足で約200ミリリットルもの汗が出るといわれています。そして、足の甲の部分は外気温が高いほど汗の量が増え、夏は足の裏に匹敵するほど大量の汗が出ることもあります。

これらのことから、夏の靴の中は高温多湿な環境になっていることがわかり、日常生活において靴が欠かせないものになっている現代、靴の中の温度や湿度に気を配ることは、履き心地だけでなく衛生面においてもたいへん重要なことなのです。
5月27日
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【卯の花くたし】

沖縄と九州南部ではすでに梅雨入りし、まだ梅雨入りしていない地域でも、うっとうしい曇り空になったり雨がしとしと降り続くといった、梅雨の前ぶれのような空もようが現れています。

このような梅雨の前ぶれに降る長雨を表す言葉に「卯の花(うのはな)くたし」があります。

「卯の花」とは卯木(うづき)のことで、5月から6月ごろにかけて沖縄を除く日本全土で、5枚の花弁を持つ白い花を咲かせます。「くたし」は物を腐らせることを意味する名詞で、動詞の「くたす」から派生したもの。

つまり「卯の花くたし」とは、卯の花を腐らせるほどにしとしとと降り続く雨という意味なのです。この風情のある言葉は、俳句などの初夏の季語として使われています。
5月26日
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【五月晴れ】

みなさんは「五月晴れ(さつきばれ)」という言葉をどんなときに使うでしょうか。文字通りの5月でしょうか、それとも6月の梅雨の時期でしょうか。

本来「五月晴れ」とは「五月雨(さみだれ)」とともに日本の梅雨の天気を言い表した言葉です。旧暦の5月はだいたい今の6月の時期にあたるため「五月雨」という言葉は現在の6月の雨、つまり梅雨の雨のことを指し、同様に「五月晴れ」は、雨の多い梅雨に現れる貴重な晴れ間のことを言っていたのであります。

しかし、最近では、澄み渡った5月の晴れについても、「五月晴れ」と表現するようになっています。「五月晴れ」を辞書で引くと「梅雨の晴れ間」という意味と「5月の空が晴れ渡ること」という二つの意味が書かれています。この二つの意味を生むきっかけになったのが、旧暦と新暦の間にある季節のずれだったのです。
5月25日
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【地震は突然やってくる】

●地震がこわいとされる理由のひとつに「突然襲ってくること」が挙げられます。台風や低気圧の接近は、気象衛星や気象観測によって事前にある程度把握することができますが、地震の襲来を前もって知ることは、残念ながら現代の科学技術ではほぼ不可能であります。

●そのため、大きな揺れが突然襲ってきた場合は家屋が崩れるのではないかという恐怖心から我を失い慌てて外へ飛び出してしまいがちであります。その際、避難を急いだために誤って転倒したり階段から転落するなどしてけがをしてしまうことが多いのであります。

●実際のところ、極めて激しい揺れでない限り建物が即座に倒壊することはありません。地震の際は迅速かつ冷静な行動をとることが重要になるのです。

●また、家の中で地震にあった場合は、タンスの上から落ちてきたものに当たったり、割れた窓ガラスによって足の裏を切るなどのけがも考えられます。日ごろから地震が 起きた時のことを想定して、高いところには重い物を置かないとか、窓ガラスにフィルムを貼って破片が飛び散らないようにするなどの対策をしておきましょう。そして、いざというときにも慌てないよう、普段から緊急時の行動について確認しておくといいでしょう。
5月24日
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【リラ冷え】

●5月下旬のこの時期、本州などでは本格的な梅雨入りの前に、ひととき梅雨のような空模様になることがあります。このような時、前線の北側に位置する北海道では思いがけず冷え込むことがあります。

●桜が咲くころに寒さがぶり返すことを「花冷え」といいますが、今の時期の北海道はちょうどリラの花が咲くころであることから、この時期の寒さのぶり返しをとくに「リラ冷え」と呼ぶことがあります。

●この言葉は昔からあったわけではなく、作家渡辺淳一さんの作品「リラ冷えの街」にちなみ、季語として定着しました。

●実際に5月下旬の北海道の気温をみてみると、ぐんと低くなることが多く、リラの花咲くころは急激な気温の低下が現れやすいようです。いずれにしても、5月は天気や気温が変化しやすい季節であるから、体調管理などには十分気を付けましょう。
5月23日
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【風向き】

外出すると、必ず感じているはずの風。天気予報では風の強さのほかに風の向きについても予想していて、これを表現する言葉にもはっきりとした定義があります。

天気予報では、よく「南よりの風」というように「より」という表現を使うことがありますが、「南の風」と「南よりの風」いう表現は同じ意味なのでしょうか。実は南よりといった場合、南の風だけでなく南西の風や南東の風も含んでいるため同じではないのです。

また、東よりの風は東に向かって吹く風のことなのでしょうか。定義によると、風向きとは風が吹いてくる方向のことであるため東よりの風といえば、東や北東、南東などの方角からやってきて西や南西、北西などへ抜ける風を指すのであります。

そして「北よりの風」や「西よりの風」といった表現はありますが、「北西よりの風」という表現はないのでしょうか。天気予報で使う「より」という表現は、東西南北の4方位について使われているため「北西より」という表現はないのです。
5月22日
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【豪雨の記録】

これから梅雨を迎えると、大雨によるさまざまな災害が心配されるようになります。特に狭い範囲で短時間に多量の雨が降る「集中豪雨」は、総雨量のわりに大規模な土砂崩れや土石流などの災害を引き起こしやすいものであります。最近は集中豪雨が頻繁に発生しているので、これからの雨のシーズンはいっそうの注意が必要です。

日本の主な都市について過去にどれほどの豪雨があったのか、各地の1時間雨量の最大記録を見てみると、札幌で50・2ミリ、仙台で94・3ミリ、東京で88・7ミリ、大阪で77・5ミリ、高知で129・5ミリ、福岡で96・5ミリ、那覇で110・5ミリとなっており、いずれの記録も50ミリを超える「猛烈な雨」で、滝のように降り、雨のしぶきで辺り一面が白っぽくなるという強い雨です。

そしてこのような短時間の大雨は、土砂災害をもたらすだけでなく、都市部に特徴的な「都市型水害」とよばれる災害を引き起こすこともあるのです。
5月21日
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【落雷による電圧低下】 

●これから梅雨に入ると、しばしば雷が発生することがあります。また、梅雨が明けて本格的な夏になると、強い日ざしの影響で大気が不安定になり、夕立とともに雷が鳴り響くことも多くなってきます。

●送電線や鉄塔に雷が落ちると、一瞬、電圧が低下する現象が起こり、これは、送電線や鉄塔に落ちた雷の影響で故障が発生すると、長時間の停電を避けるために故障した線を瞬時に切り離すためであります。

●ただ、1秒もかからないうちに健全な送電経路で再び送電を開始するため、落雷によって長い時間送電が止まることはありません。雷が近くに落ちたとき、家庭や会社の部屋の明かりなどが一瞬消えたり暗くなることがあるのはこのためであります。

●しかし、コンピュータにとってはこのような瞬間的な電圧低下でも影響は大きく、液晶や半導体などを作るハイテク工場では製造ラインがとまったりするため、損害が大きくなります。

●雷による一瞬の電圧低下を防ぐ手だては今のところありません。そのため工場によっては、落雷が起きそうな場合にはあらかじめ備えておく必要があります。
5月20日
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【小満】

●5月21日は二十四節気のひとつ、小満(しょうまん)。このころは、陽気に恵まれて山野の植物は生い茂り、田に苗を植える準備が始まるなど、万物が「ほぼ満足する時期」とされています。

●梅雨の季節はすでに始まっていて今年は5月14日に沖縄地方で梅雨入りしました。とくに沖縄地方では梅雨のことを「小満芒種(スーマンボースー)」と呼んでいます。沖 縄地方の平年の梅雨入りは5月8日ごろ、梅雨明けは6 月23日ごろで、沖縄の梅雨はおよそ立夏から夏至のころまでですが、特にこの小満から芒種(ぼうしゅ)にかけて雨の多い本格的な梅雨を迎えるため、こう呼ばれているのです。

●これからは風薫る新緑の季節から雨の多い季節へと移っていきます。雨具の用意や車のワイパーの点検、花の手入れや除湿器の用意など、梅雨を迎えるための準備は早めに済ませておきましょう。
5月19日
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【ピクニックに出かけよう】

緑がまぶしく、風薫る5月。五月晴れの日はピクニックに出かけてみてはいかがでしょうか。

ピクニックといえばお弁当とすがすがしい空気、そして適度な運動をすることもできます。森林浴や日光浴といった自然の恵みを体で受けることも楽しみのひとつ。

1982年に林野庁から「森の香りを浴びて心身を鍛えよう」という森林浴構想が出され、今では広く浸透しており、最近の実験では森林浴をイメージするだけで、精神的によい影響を及ぼすことがあるという報告までされています。

緑の中には私達にとって有益な物質が満ちあふれています。植物の光合成の作用によって生み出される新鮮な酸素。そして周りの環境にさまざまな影響を持つ、植物から放出される香り。葉や枝によって適度にやわらげられた日ざしも私達を健康にしてくれるものです。
5月18日
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【自転車で旅に出よう】

5月の暖かい日には外へ出て自然にふれあうととても気持ちがよいものです。散歩やハイキングなどもいいですが、自転車で春の自然を満喫するのもよいでしょう。

サイクリングは健康づくりに有効といわれる有酸素運動のひとつで、その上ジョギングなどよりも筋肉への負担が少なく、長時間続けられるという利点があります。自転車旅行は一人でもグループでも気軽にできるので、健康のためにも始めてみてはどうでしょうか。

自転車旅行を始める場合、まず大まかなコースプランを立て、1日で走れる距離は、未経験者で40キロから50キロくらい、慣れてくれば成人男性で70キロから90キロ、成人女性や中学生の場合はそれより短い60キロから70キロが目安になります。子どもの場合、小学生の低学年では30キロから40キロ、高学年で40キロから50キロくらいが1日に走れる距離でります。

また、コースプランを考える上で重要になるスピードは、休憩や見学などの時間を踏まえて考えると時速10キロくらいになります。

自転車旅行は単に自然の中を走るだけではなく、「海の幸を食べに行く」とか「道ばたの花を観察しながら走る」といったテーマを決めるといっそう楽しくなります。ただし、走行中に疲れを感じたり体調が悪くなったら無理せず中止したり引き返すことも、楽しい自転車旅行をするうえでは大切なことであります。
5月17日
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【麦秋】

●暦の上で「秋」といえば、立秋の8月8日ごろから立冬の前日である11月6日ごろにかけてを指します。しかし、「秋」はこのような季節的な意味合いのほかに、「実りの秋」とも言うように、穀物の収穫の時期という意味ももっています。

●5月も半ばを迎え、麦畑は実りの秋を迎えています。日本では小麦の収穫時期は初夏なのであります。夏の季語に「麦秋(ばくしゅう)」がありますが、これは「秋」とはいっても、実際には麦の刈り入れどきである「初夏」のことを表しているのです。また、麦秋は今の5月にあたる旧暦4月の別名でもあります。

●北海道や関東平野など日本各地の麦畑は黄金色に輝き、収穫の時期を迎えています。麦畑では、田植えの終わった緑の田んぼとは対照的な姿が初夏の風景なのです。
5月16日
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【カッコウ】

カッコウの姿を見たことがなくても、その鳴き声を聞けば誰でもカッコウであることがすぐにわかることでしょう。今ではその鳴き声と同じカッコウという名が一般的ですが、昔は「カッコウドリ」のなまりからか「閑古鳥(かんこどり)」とよばれ、その当てた漢字から寂しいさまや商売がはやらないさまを「閑古鳥が鳴く」と表現するようになったのでしょう。ちなみに外国でもその声から、英語でクックー(Cuckoo)、ドイツ語ではククック(Kuckuck)とよばれています。

大きさはハトくらいで、羽根は茶色味を帯びた暗い灰色。腹は白く、細い黒の横しまがたくさん入っています。

カッコウは渡り鳥の中でも夏鳥とよばれる鳥で、日本には5月ごろに渡ってきて繁殖し、秋になると南へ帰っていきます。北海道から九州にかけて広い範囲に分布し、高原に限らず明るい林や低い木の生えた草原、農耕地の近くにも住み着いて、都市部でその声を聞くことができることも特徴のひとつになっています。
5月15日
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【旬の食材タマネギ】

●和・洋・中、どんな料理にも欠かせない食材のひとつに 「タマネギ」があります。一年中手に入りますが、ちょうど今ごろが旬の時期であるのです。

●その原産地は中央アジアで、古代エジプト時代から栽培されて、ピラミッド建設の際にも食べられていたといいます。

●日本で本格的に栽培が始まったのは明治時代で、いま国内で食べられているものの多くは、このときアメリカから伝わったものであります。

●タマネギには独特の強い香りと辛みがありますが、これはタマネギに含まれる「硫化アリル」という成分によるもので、切ったときに目や鼻が刺激されて涙が出るのも硫化アリルの仕業です。この硫化アリルにはビタミンB1の吸収を助ける働きがあるため、タマネギを食べることで疲労回復効果や精力増強、血液浄化作用などが期待できます。

●ふだん何気なく食べていたタマネギにも、健康な体を作るのに欠かせない優れた効果があるのです。
5月14日
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【カツオの回遊】

初夏の魚といえば「初ガツオ(はつがつお)」。今では冷凍ものが1年中食べられるようになりましたが「初ガツオ」はこの時期だけです。

カツオは回遊魚(かいゆうぎょ)で、全世界の熱帯域から温帯域に分布し、季節とともに広い海を回遊します。日本近海のカツオの場合、2歳から3歳になったものが黒潮に乗って北上してきます。南西諸島沖には2月ごろ、そして3月4月には九州や四国沿岸まで北上するのです。

四国の高知県はカツオの有名どころの一つ。10月には東北沖までたどり着きますが、それからはUターンしてまた南下していきます。この北上するのが初ガツオ、南下していくものが「戻りガツオ(もどりがつお)」と呼ばれています。

脂がのっていておいしいとされるのは三陸沖まで達したカツオですが、初ガツオも昔から珍重されてきました。江戸時代には「目に青葉山ほととぎす初がつお」などと詠まれたほどであります。この季節「目には新緑の美しさ」、「耳にはホトトギスの音色」、そして「口には初ガツオの美味」という喜びをたたえているのです。
5月13日
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【母の日とカーネーション】

●5月の第2日曜日は母の日。母親にカーネーションを贈って感謝の気持ちをあらわす日。このカーネーションは、和蘭撫子(おらんだなでしこ)ともよばれるナデシコ科の多年草です。

●そもそも、カーネーション(Carnation)という名前は、シェークスピアの時代にカーネーションの花を冠(かんむり)作りに使用していたため、その戴冠式(たいかんしき)という意味のコロネーション(Coronation)に由来するといわれています。また、肉の色に似ているためその意味をもつラテン語のカロ(carro+)またはカルニス(carnis)からきているという説もあります。

●カーネーションはひじょうに人気のある切り花であります。現在はセキチクという中国のナデシコ科の多年草との交配により年中花を咲かすことができますが、もとは初夏に開花する花。香りもよく、色も白や黄、赤などさまざまあることも人気の秘密でしょう。その優雅な姿は母の愛と同様、心をなぐさめてくれるようです。母の日だけではなく、いつでも部屋に飾っておきたい花であります。
5月12日
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【霜のはなし】

●立春から数えて八十八日目の5月2日ごろは、古くから八十八夜(はちじゅうはちや)と呼ばれてきました。このころから霜がおりる心配がなくなって農作物の種まきの適期を迎えるという意味から、よく「八十八夜の別れ霜(わかれじも)」とか「忘れ霜(わすれじも)」などと言われています。

●実際、北海道や本州の山岳地方においては、最後に霜がおりる平年日が5月中旬になるところがありますが、青森市では5月1日、盛岡市でも5月4日で、それより南へいくにしたがって平野部では霜が最後に観測される日は早まる傾向にあります。八十八夜のころには北海道をのぞいた平野部での霜の心配がなくなるころといえるでしょう。

●では八十八夜を過ぎると霜が降りないのかというと、そうではなく、人々が霜による災害に対して気がゆるんだころにやってくる霜は農作物に大きな被害をもたらすのであります。
5月11日
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【カヌーの種類】

これからの季節、アウトドアでスポーツを楽しむ機会が増えてきます。アウトドアスポーツの中でも、カヌーは水の上をフィールドにできる数少ないスポーツです。

カヌーとは、櫂(かい)を使って水面を自由に移動する小さな船のこと。一般にカナディアンカヌーのことを指すことが多く、カナディアンカヌーは、オープンデッキタイプのカヌーで、穏やかな湖で利用されます。大型なのでたくさんの荷物や人を乗せることができますが、保管場所は制限を受けてしまいます。

また、カヌーの中には折り畳み式のものもあり、ファルトボートとよばれています。これは小さく畳んでバスや電車に乗せることもできます。

他にも、リバーカヤックやシーカヤックがあり、いずれも下半身が隠れるタイプです。リバーカヤックは川で使用するため、岩などの障害物をよけながら進めるよう回転性に優れている一方、シーカヤックは海で使われるカヌーで、波を切って進めるよう直進性に優れています。

カヌーは、水面に近い視野で大自然を満喫できるので、近年愛好者は急増しています。しかし、川や海、湖は、天候の変化によって大きな影響を受けやすいのです。安全に楽しむためには、事前に十分な気象情報を集めておき、ラジオや携帯電話などで気象状況を常に把握しておくことが重要です。カヌーは誰でも気軽に楽しめるスポーツですが、相手は自然であることを忘れてはなりません。
5月10日
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【ホタルはいつごろからみられる?】

●本格的な夏の到来を前に、そろそろホタルが見られる季節となります。

●各地気象台によると、沖縄でホタルが観測されるのは5月半ば。その後見られる範囲は徐々に北へと広がり、5月末には大阪でも見られるようになります。東京近辺では6月中旬に、そして6月末には一気に東北南部、7月になると東北北部でホタルのほのかな光を楽しめるようになります。

●ホタルを観賞する時間帯は、活発に活動しはじめる日没から約1〜2時間後の午後8時前後がよいです。また、風が弱くて月明かりのない夜に多く見ることができます。

●初夏の夜、冷たい光を発するホタルは、蒸し暑い梅雨の夕涼みには絶好の見物です。ホタルが飛び交う水辺へ出向いてはいかがでしょうか。
5月9日
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【クローバー】

●新緑が映える5月になると、青々としたクローバーの中に白い花が咲きはじめます。この花を使って首飾りや冠を作って遊んだことを思い出す人もいることでしょう。

●クローバーはヨーロッパ原産で、日本ではシロツメクサの名でも親しまれている多年草です。江戸時代にオランダからガラス製品が送られてきたとき、この草を乾かした物が品物を守る詰め物として使われていたため、ツメクサ(詰め草)という名前がつけられました。

●明治になると牧草として輸入されるようになり、その強い繁殖力から栽培していたものが各地に野生化して、今では日本中で見かける身近な草花となりました。

●花は30から80ほどのごく小さい花が球状に集まったもので、同じ仲間には赤紫色の花をもつアカツメクサ、黄色の花をもつコメツブツメクサなどがあります。葉はふつう三枚だですが、ときには四枚のものもあり「四つ葉のクローバー」として珍重されています。
5月8日
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【磯遊び】

●5月に入り気温も水温も上昇し、水辺で過ごすのが気持ちよい季節になってきました。この時期は多くの海辺で潮干狩りが行われますが、同じように潮が引いた時に楽しめるのが岩場での磯遊びであります。

●磯遊びで見られる生き物は、季節や場所、時間帯によっていろいろな種類がいます。特に「潮溜り(しおだまり)」と呼ばれる海水が残っているくぼみの部分にはいろいろな生き物がいて、まるで天然の水族館のようです。

●岩にびっしり張りついたフジツボや、石の下に隠れるカニや貝、ヒゲとハサミをもったヤドカリ、星形または五角形のヒトデも見ることができます。その他にも花のように触手(しょくしゅ)を広げるイソギンチャク、ウニやアワビがいることもあります。

●ただ、岩場は小さな子供にとっては危険なところでもあります。岩場でははだしやサンダルなどではなく、スニーカーなどしっかりしたものを履いたほうがよいでしょう。それでもぬれている岩場は滑りやすく大変危険ですから、走らないようにしましょう。

●また、5月にもなれば紫外線が一段と強まる上、海辺の日ざしは見た目以上に強いので、子供にも大人にも帽子は必需品と言えるでしょう。採った生き物を観察するバケ ツや透明なプラスチックケース、水中めがね、小さな図鑑などがあるとより楽しめるはずです。

●なお、生き物にとっては岩の上と下では環境が全く異なるので、ひっくり返した石は元の向きになおすことを心がけましょう。さらに海の生き物は家で飼うことがなかなか難しいので、観察し終わったら元の場所にそっと戻してあげるとよいでしょう。
5月7日
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【メイストーム】

5月は高気圧に覆われて晴れる日が多く過ごしやすい時期。季節は風光る春から風薫る初夏へと移り変わり、すがすがしい陽気に包まれて植物には日々緑の濃さが加わるころでもあります。

しかし一方で、5月は黄海やその近辺で発生した低気圧が日本海を急速に発達しながら進み、嵐のように猛威をふるうことがあります。

このように発達した低気圧は、それまで安定していた天候を急変させて、思わぬ災害をもたらすこともあり「メイストーム」と呼ばれています。

今から約50年前の1954(昭和29)年5月8日に黄海で発生した低気圧は、翌日9日の朝に日本海西部で急激に発達したのち千島列島方面へ進みました。普通の低気圧の2倍の時速70キロから80キロという速さで進んだため、逃げ場を失った船舶の多くが沈没、流失し、死者、行方不明者361人を出す大惨事となったのです。

後にこのときの低気圧が詳しく研究され、5月の嵐のことを表す言葉として「メイストーム」と呼ばれるようになりました。
5月6日
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【旧暦五月は雨の季節】

●5月になり、すっかり新緑の季節となりました。5月といえば晴れる日が多く、すがすがしいといった印象がありますが、昔からそうだったわけではありません。

●日本の暦は明治6年に旧暦から新暦へ移行しましたが、明治5年12月2日の翌日には明治6年1月1日となり、このときおよそ1か月のずれができたのであります。

●そのため、旧暦の5月は現在の梅雨の時期にあたり、つまり、旧暦が使われていたころの「5月」は、雨の季節だったのです。

●「五月晴れ」という言葉は、現在はすっきりとした5月の晴れの天気に使われますが、旧暦が使われていたころは梅雨の晴れ間を表す言葉でした。この言葉からも、昔の人々の「五月」のイメージが今とは違っていたことがわかるでしょう。
5月5日
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【立夏】

5月6日は二十四節気のひとつ、立夏(りっか)。暦の上では、この日から夏になるのです。このころ山野では新緑が目立ちはじめ、風もさわやかになっていよいよ夏の気配が感じられるようになります。

夏の季語に「風薫る」や「風の香(かぜのか)」という言葉があるように、新緑の上を渡る夏の南風は草花の香りを含んでいるため、「薫風(くんぷう)」ともよばれています。春、まばゆいくらいの明るい景色に吹く「風光る」とよばれた風は、夏になって草花のにおいを含み、薫るようになるのです。

これからは北海道でも桜の季節が盛りを過ぎ、沖縄では一足早く梅雨の季節を迎えます。ちなみに沖縄地方の梅雨入りは平年で5月8日ごろ、奄美地方では5月10日ごろであります。

一口に初夏と言っても地域によってその表情はさまざまでありますが、どこの地域も7月下旬から8月上旬にむかって気温は徐々に上がっていき、暑い夏を迎えることになるのです。
5月4日
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【端午の節句】

●5月5日はこどもの日であり、端午(たんご)の節句で。昔からこの日には菖蒲湯(しょうぶゆ)に入ったり、こいのぼりを立ててかぶとや人形を飾る風習があります。

●この端午の節句はもともと中国で始まったもので、ヨモギを摘んだり、菖蒲(しょうぶ)を浸したお酒を飲んだりしていました。これはヨモギや菖蒲が強い香りを持ち、薬草でもあることから、邪気を払う力があると信じられていたためです。

●平安時代にはこの中国の風習が日本へ伝わって、菖蒲やヨモギを軒に差したり、ちまきを食べたりするようになりました。そして江戸時代になると、菖蒲は「尚武(しょうぶ)」、つまり武を重んじるという意味に通じることからかぶとや武者人形を飾ったり、男の子の立身出世を願って出世の象徴とされているコイをかたどったのぼりをたてたりするようになりました。男の子のお祭りという性格を持つようになったのも実はこのころからだったのです。
5月3日
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【バラの種類】

この時期に見ごろを迎える花のひとつにバラがあります。バラは、美しい姿と香りで親しまれている花です。クレオパトラもバラを愛し、香りを利用して男性を魅惑したという有名な話もあるほどであります。

バラの栽培の歴史は古く、紀元前からユーフラテス川を中心に栄えたバビロニアにはバラ園があって、香料として利用されていたといわれています。

また、バラの種類は数え切れないほどたくさんありますが、主なものとしては、四季咲き大輪系(しきざきたいりんけい)、四季咲き房咲き系(しきざきふさざきけい)、ミニバラ、つるバラの4種があげられます。

四季咲き大輪系は一本の枝に一輪の大きな花をつける品種、四季咲き房咲き系は一つの枝に多くの花をつける品種、ミニバラは背丈の低い株に小さな花をたくさんつける品種、つるバラはつる状の枝の長さが2メートルを超える品種です。

品種によって開花時期は変わってきますが、主なバラの見ごろのシーズンは春と秋であります。春のバラの見ごろは、九州で5月上旬、関東から中国、四国地方で5月中旬から下旬ごろ、東北、北海道で6月ごろとなっています。
5月2日
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【5月の星座おとめ座】

黄道12星座のひとつ「おとめ座」は春の夜空に大きく広がる星座です。

このおとめ座は、全天で88個ある星座のうち「うみへび座」に次ぐ大きさをもっています。ただ、大きい星座イコール明るい星が多いというわけではなく、おとめ座も大きさの割には明るい星の少ない星座なのです。

おとめ座唯一の1等星「スピカ」は、女神が手に持つ麦の穂先に輝いています。スピカとは、ラテン語で「針」や「先っぽ」などの意味をもち、春の夜空にポツンと白く光っている様は真珠のようにみえるため、日本では真珠星と呼ばれたこともありました。

おとめ座を探すには、このスピカを見つけることにつきますが、北の空にある北斗七星を使うと短時間で探すことができます。北斗七星のひしゃくの持つ部分をずっとのばしていくと、オレンジ色の明るい星、うしかい座の「アルクトゥルス」にたどりつき、さらに線をのばしていけば、白く輝くスピカがみつかるはずです。ちなみに、この北斗七星からたどっていく曲線を「春の大曲線」といいます。
5月1日
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【八┼八夜】

5月2日は八十八夜。ちょうど立春(2月4日)から数えて88日目にあたり、昔から茶摘みどきとして知られてきました。立夏の前にあたり「夏も近づく八十八夜〜」と誰もが小学校の時に覚えたものです。

また、この日をめどに本格的な農作業にとりかかる時期を迎えるので、お茶の産地だけではなくそれ以外の農家にとっても大切な日だったのであります。

八十八夜といえば、その他にも「八十八夜の別れ霜」といったことわざがあり、春は大陸からの高気圧に覆われて日中は穏やかに晴れるますが、朝はぐんと冷え込み霜がおりることさえあります。しかし、八十八夜をすぎるころには遅霜の心配もなくなってくるということで、八十八夜の別れ霜というのであります。

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tokachi@suzukifarm.net