今日の豆知識
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| ここでは、ちょっとした豆知識を掲載させていただきますね。 できるだけたくさんの知識を掲載できるように頑張っていきます! |
| 豆 知 識 | |
| 4月30日 トップへ |
【海の深さと津波の速さ】 地震が発生すると津波の心配が出てきます。地震によって海の底が持ち上がったり沈んだりすると、海水が上下に動き、津波となって海岸をおそうことがあるのです。 津波は海の深さによって伝わる速さが違います。海底が深いほど速く、4000メートルの深さの海では時速およそ700キロとジェット旅客機に匹敵する速さで伝わっていきます。太平洋全体の平均水深もおよそ4000メートルなので、例えば、チリやペルーなどの南アメリカ周辺の海からやってくる津波は、このような高速で伝わってくるといえるのでしょう。 そして海の深さが2000メートルのところでは、津波の速さは時速およそ500キロになります。さらに深さ200メートルでは時速160キロメートルとなり浅いほど遅くなる性質があります。ただ遅くなるとはいっても海岸近くで時速40キロ近いことも珍しくなく、人間が走って逃げ切れるような速さではまずありえません。 また、津波は海が浅くなると速度が落ちる一方で、高い波になっていくため、津波の本当の恐ろしさは岸に押し寄せるまでわからないのであります。 |
| 4月29日 トップへ |
【こいのぼり】 ●4月も残りわずかとなり、あちこちにこいのぼりを見ることが多くなってきました。日本では5月5日の端午の節句にこいのぼりをたてる風習があります。 ●こいのぼりの始まりは江戸時代で、町民文化の中から生まれた節句飾りの一つであります。魚のコイは、きれいな水の中ではもちろんのこと、池や沼といったあまりよくな い条件の所でも生息することができる魚です。このため、コイは生命力が強く縁起がいいものとされてきました。 ●また中国では、コイが急流をさかのぼり竜門という滝を昇りきると竜になる、という登竜門伝説が言い伝えられています。この登竜門伝説にちなんで、男の子の出生や成長を祝い、どんな困難にも負けずに立派に育ってほしいという、立身出世を願うものが「こいのぼり」の風習なのであります。 |
| 4月28日 トップへ |
【高速道路の横風】 高速道路を走行中、突然の横風にあおられてヒヤリとしたり、ハンドルをとられた経験をしたドライバーは多いのではないでしょうか。その際とっさにブレーキをかけたり、急にハンドルを切って蛇行運転をしてしまった人もいることでしょう。 実際、横風によって事故を引き起こしたドライバーは少なくないですが、そのほとんどは風そのものによって引き起こされたというよりは、風にびっくりしたドライバーの運転操作が直接の原因となっています。 例えば、風速12メートル以上の横風が吹いている場合、時速80キロで走行中の車はその力によって約50センチほど流されると言われています。車が流される距離は、風が強いほどそしてスピードが速いほど大きく、ボディー側面の面積が広いワゴン車やトラックほど極端に風に流されやすいのです。 さらに、スピードを出している車は実際よりも強い風に流されていると感じやすく、必要以上にハンドルを切ったり、急ブレーキをかけたりするのです。高速道路の場合、すべての車がスピードを出しているため、横風が思わぬ追突事故を起こしたり、スリップ事故につながることもあります。これらを防ぐために、どのような場所で強い横風が吹きやすいかを知っておく必要があります。 |
| 4月27日 トップへ |
【伊能忠敬の地図】 ●大型連休をひかえ、旅行の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。旅行に出かける際の持ち物の中で、欠かせないのはやはりその土地の地図。 ●初めて日本の正確な地図を作った人をご存じでしょうか。その人は江戸時代後期に活躍した伊能忠敬(いのうただたか)です。 ●彼の測量の方法は、当時は歩幅をつかって距離を測る歩測で、夜は天体観測を行って緯度を測定しました。北極星の高度がその場所の緯度と同じことを利用して現在地の緯度を調べていたのです。 ●ただ一方で、緯度と同様に地図作りには欠かせない経度の測定はやっかいだったようです。経度の測定は、江戸、大坂と観測地の3地点で同時に日食や月食の始まりと終わりの時間をはかり、その差から求めようとするものでした。しかし、どこかが悪天候になると測定はできず、経度の測定は実質的には失敗だったようです。そのため経度は天体観測ではなく別の方法で計算から求められました。 ●伊能忠敬は日本全国を歩き回り測量を重ねましたが、旅に出て18年後に病死してしまいました。その後は弟子たちが引き継いで、1821年にのちに伊能図と呼ばれる「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」を完成させ、幕府に提出したのです。 |
| 4月26日 トップへ |
【アジの干物】 これから旬を迎える魚にアジがあります。味の良いことからこの名がつけられたという魚のアジですが、代表的なマアジ、ムロアジ、シマアジなどは春から夏にかけて、脂がのっていっそうおいしくなります。 アジの食べ方には様々あるが、代表的なものは干物でしょう。干物にすると、魚のうまみ成分が表面にたくさん集まって部分的に濃くなるため、おいしさが増したように感じられ、また、干物には弾力があるので良くかまなければ食べられません。そのためうまみを十分に味わいながら食べることになって、生よりおいしいと感じるのです。 さらに、干すことで水分が減っているため栄養分が濃縮され、干す前よりも栄養価が高くなります。アジがもつ栄養分の中でもカルシウムはとくに豊富で、なおかつビタミンDもたくさん含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収をよくする働きがあるので、アジはカルシウムを効率よく摂取するのに適した食材といえます。 |
| 4月25日 トップへ |
【太陽の光の種類】 光とは細かく振動しながら伝わる波の一種で、その波長の長さによってさまざまな種類が存在しています。その中で、私達の目で見ることができるのは「可視光線」といわれる領域の光に限られているのです。 太陽の光は白く見えますが、これは可視光線の中のさまざまな色が混ざり合っているためであり、実際には可視光線の中でも波長が最も長いものは赤色、短いものは紫色というように、それぞれの波長に色が対応し、プリズムなどを通すとその色が見えます。 私たちは目にみえる光がすべてと思ってしまいますが、太陽は目に見えない光も届けています。可視光線の赤色より波長が長いものが「赤外線」で、地球に降り注ぐ太陽光線の40パーセント以上を占めています。赤外線は熱を生み出す効果が大きいため、日光の中でも暖かさの源として「熱線」とよばれることがあります。 また可視光線の紫色より短い波長の光は「紫外線」であり、外線は太陽光線の6パーセントほどに過ぎないものの体に与える影響は強く、肌を焼いたりしみやしわを作るだけでなく、皮膚がんを招くことさえある有害なものなのです。 |
| 4月24日 トップへ |
【ミズバショウ】 ●冬の間雪で閉ざされていた山も雪どけを迎え、観光シーズンに入る所が多くなってきています。もうすぐやってくる大型連休中は春山に出かける計画をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 ●雪どけとともに春を告げる花のひとつにミズバショウがあります。ミズバショウはサトイモ科の大型多年草で、春に花を咲かせます。ミズバショウの花の色はと聞かれたら、白色と答えてしまいそうですが、実は白い部分は花びらではなく葉が変形したものであります。この部分は、仏様の後ろの炎に似ていることから、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれています。 ●では、本物の花はどこにあるのでしょうか。仏炎苞の中央には花序(かじょ)と呼ばれる円柱状の部分があり、その表面に小さくたくさんついているものが花なのです。 ●ミズバショウは、花の時期がおわると今度は緑の葉が茂り、その大きさは1メートルに達することもあります。この葉がバショウの葉に似ていることから、ミズバショウという名前がついたと言われています。 |
| 4月23日 トップへ |
【石油の利用奔】 私達の暮らしは、電気やガスなどのエネルギーによって支えられていますが、そのエネルギーを生み出す代表的なものとして石油があり、不純物を取り除いたり化学反応を起こしたりして精製することで、様々な製品を生み出し、その利用法も数多くある優れた資源であります。 石油の利用法といってまず思いつくのは、燃料としての使い方ではないでしょうか。石油を精製してできる重油は、燃焼させることで火力発電所などの熱源として利用されています。家庭で使われている灯油も熱源として利用される例の一つで、またガソリンや軽油、ジェット燃料になれば、自動車や飛行機などの動力源としての役割を果たします。さらに石油の意外な利用法として、プラスチック製品や洗剤などの原料としての利用が挙げられます。 このように石油は、私たちの身近なところでも様々に活用されていて、現代文明が「石油文明」とよばれていることもうなずけるでしょう。 石油は地中深くにある動植物の遺骸(いがい)が長い年月を経て生まれるものであるため、現在のように石油を大量に消費し続けていてはいつか枯渇してしまう恐れもあります。石油は限りある資源なのだから、無駄遣いをしないよう上手に利用していきたいものです。 |
| 4月22日 トップへ |
【気象病と季節病】 低気圧がやってくると古傷が痛むというような話を聞いたことはないでしょうか。実際学術的にも特定の天気や季節、またはそれらの急変は私達の体に影響を及ぼすと考えられています。 この天気の変化や特定の天気によって症状が悪化する病気を「気象病」といいます。気象病と考えられているものには、リューマチや神経痛、気管支ぜんそくなどがあり、これらは特に前線通過時に痛みをおぼえたり、発作が起きやすいといわれています。ちなみに、この痛みから敏感に天気の変化を感じとり、明日の天気を予想できる人もいるそうです。 一方、季節の変わり目や特定の季節に症状が悪化する病気は「季節病」とよばれています。インフルエンザや花粉症は毎年同じ季節に流行し、季節が病気に深く関わっていると考えられる代表的な例で、そのほか、脳卒中や心筋こうそくなどのように、気象病である上に季節病でもあるといったものもあります。 このように、天気や季節は病気と深く関わっていると考えられるため、これを逆に利用することで病気の発症を抑えたり、症状を軽くしたりすることができる場合もあります。 |
| 4月21日 トップへ |
【わたぐも】 これから暖かくなるにつれて、晴れた日には「わたぐも」を見かけることが多くなるでしょう。わたぐもはふわふわと空に浮かぶ雲で、その輝くような白さは青い空を背景に際立って見えます。俳人として有名な正岡子規も、「春雲はわたのごとく、・・・」と詠んで、春の雲としてわたぐもを挙げています。 わたぐもは、空気が上昇していく際に水蒸気が冷えて小さな水の粒となった雲であるため、地面付近の空気があたためられて上昇しやすい日ざしの強い日によく現れます。 晴れの空に浮かぶわたぐもを注意深く観察していると、執にわたぐもが生まれていく一方で、すぐに消えていることに気づきます。中には、白いもやのような雲ができてからむくむくと発達し、その後、消えるまでの時間が10分程度というとてもはかないものもあります。 雲はゆっくりと流れ、空の表情は短時間では変わらないものと思われがちだが、わたぐもを見れば空の景色がめまぐるしく変化していることに気づかされるでしょう。 |
| 4月20日 トップへ |
【雪形】 ●4月も後半に入り、日増しに日ざしも強まってきました。冬の間に雪の降り積もった山々でも、次第に雪解けが進んでいます。 ●この雪解けの速さには、その場所の地形が大きく関係して、雪のとけ具合によって、山肌には毎年同じような模様が浮かび上がる所があります。このような雪によって作られた絵を「雪形(ゆきがた)」といいます。 ●雪形は、古くから農作業の目安として使われ、種をまくおじいさんの姿や農家を手伝う牛や馬など、農業に関する雪形がたくさん伝えられてきました。 ●長野県や新潟県などは地形が複雑で雪も多い地域であります。これらの地域では、その年々によって気温や雪の量が大きく違ってくるため、一般的な農事暦を使うよりも、気温の変化とともに現れる雪形を田植えの準備などの目安としたほうが有効だったのです。 |
| 4月19日 トップへ |
【穀雨】 4月20日は二十四節気のひとつ穀雨(こくう)。穀雨とは春雨が降って穀物をうるおすころという意味で、このころは雨はけむるように降って田畑をうるおし、農作物の成長を助けるため昔から種まきに良い時期とされてきた。 この時期は、私達にとっても過ごしやすい日が多いものですが、穀雨の次の二十四節気は「立夏(りっか)」、つまり夏のはじまりです。晩春の季語に「春暑し」、「春の汗」という言葉があるように、この時期になると夏のような暑さに見舞われることもあります。 4月に夏日がどれだけ現れるか、各地の平年の値を調べてみると、札幌では0・1日、仙台では0・3日と4月の夏日は珍しいですが、過去には28度以上もの4月にしてはたいへんな暑さの記録もあります。また、東京での4月の夏日は0・8日、大阪では2・3日、福岡では1・7日となっています。 夏日まではいかなくても、この時期は日々の寒暖の差が大きい日が多くなります。急な寒さや急な暑さにも対応できるよう、春先に着ていた上着とともに夏服も用意しておく必要がありそうです。 |
| 4月18日 トップへ |
【霧・もや・煙霧】 「春がすみ」という言葉があるように、春の景色はかすんで見えることが多いです。 春は地面を覆う草が少なく、その上雨が少なく乾いているため、ちりが舞い上がりやすい状態になっているからで、また、中国から黄砂が飛んでくることもあり、春は見通しの悪いことが多いです。他にも春は放射冷却現象により地面付近の空気が冷えているため、霧やもやができやすくなります。 このようにかすみには「霧」「もや」「煙霧(えんむ)」など様々なものがあり、「煙霧」というと、その言葉から煙と霧が混ざったものと思いがちだがそうではありません。水滴とは異なる小さな乾いた粒子によって景色が白っぽく見えることをいうのであります。また「もや」と「煙霧」が同じものかというとこれも違い、「もや」は空気中に水滴が浮かぶことで見通しが悪くなる現象であり、「煙霧」とは景色をかすませる粒子が異なるのです。 さらに「霧」と「もや」の違いは見通せる距離なのかというと、これはその通りであります。「霧」も「もや」もともにごく小さな水滴によって起こる現象で、その定義のただ一つの違いは見通せる距離だけなのです。 |
| 4月17日 トップへ |
【海水温の変化】 4月半ばを過ぎ、ときには気温が25度を超える夏日になるところがでてきました。春は日々の寒暖の差が大きく、急に暖かくなる日が訪れることもしばしばありますが、海水温についてはそれほど極端に変化することはありません。 天気予報で「初夏のような陽気」などと聞くと、サーフィンなどマリンスポーツが好きな人の中には海に出たいと考える方もいることでしょう。しかし、気温は25度を超えて汗ばむような陽気になったとしても、海水温は想像以上に低いのです。 4月の海水温が平均して20度を超えているのは沖縄などの南の島くらいで、日本周辺のほとんどの海はまだ冷たく、福岡県や関東南部の海で15度くらい、山形県や宮城県で10度くらいです。海水浴に適した水温は大人で23度以上、子供で25度以上というから、まだまだ長時間、海水につかるには冷たすぎます。 夏の8月の海水温は、太平洋側の沿岸部だと東京より西で25度以上、日本海側ならおよそ秋田県より南で25度以上となり、北海道の日本海側でも20度を超えます。つまり、4月の海水温は心地よい8月の温度と比べると、太平洋側で10度前後、日本海側で15度前後も低いことになるのです。 |
| 4月16日 トップへ |
【日がさ・月がさ】 変わりやすい春の天気を表すのに「女心と春の空」という天気のことわざがあります。 昔から雲や空の様子を見ることによって天気を予想する方法があり、天気のことわざは、その経験から伝わってきたものといえ、そんな天気のことわざの一つに「日がさ、月がさは雨」という言葉があります。 「かさ」とは、太陽や月の周りにできる光の輪のことで、薄雲と呼ばれる巻層雲が太陽や月にかかる現象である。巻層雲は上空6000メートルから1万メートルに浮かぶ雲で、氷の粒でできています。この氷の結晶の中を光が通過するときに屈折したり反射したりして光の輪が現れます。 「日がさ、月がさは雨」とは、日がさ、月がさが出たら雨が近いという意味で、日がさや月がさがでると、実際に6割くらいの割合で雨が降るとも言われています。そのほか、ある調査では、雲が厚みを増してかさが見えなくなってから大体20時間前後に雨が降り出すという結果も出ています。 |
| 4月15日 トップへ |
【逆転層】 空気の温度は、普通は上空にいくほど低く、地上に近いほど高くなります。これは上空ほど空気が薄く気圧が低いため、空気は膨張して冷えるからです。 しかし、ときには地上付近よりも暖かい空気が上空にあることもあり、これを気温の逆転と言い、境界面を逆転層と呼んでいます。 逆転層ができる原因は様々あるが、たとえば高気圧に広く覆われ、よく晴れて風が弱い日は逆転層ができやすくなります。これは、夜から朝にかけて放射冷却現象によって地面付近の空気が冷やされるためで、結果的に上空のほうが暖かくなり逆転層ができるのです。 また、冷たい空気は暖かい空気より重いため、一度逆転層ができると上下方向の流れが起こりにくくなるのです。 |
| 4月14日 トップへ |
【果物と気候】 ●夏にはスイカ、秋はリンゴやカキなど、旬の果物をおいしく食べることは季節ごとの楽しみであります。果物は甘いほどおいしく感じますが、この甘みには天気が大きく影響 しています。 ●果物は太陽の光によって光合成を行い果実を作ります。よって、日差しがたくさんあれば、十分甘い果物ができそうな気がしますが甘さの秘密はそれだけではありません。 ●じつは朝と昼の気温の差が大きいと果物の甘さは増していくのであります。単に気温が高ければよいわけでなく、昼間は気温が高く朝晩には気温が低い、ということが果物が甘くなる条件なのです。 ●果物の栽培が盛んな地方は、こうした気温の傾向で見ても栽培に適している場合が多いといえます。 |
| 4月13日 トップへ |
【ツツジ】 晩春から初夏にかけて花を咲かせる樹木にツツジがあります。その色はとても鮮やかで、品種によって朱、紫、白、黄などのさまざまな色の花を咲かせます。 ツツジ科の植物は野生のものだけでも約50種が日本に分布しているといわれ、色彩の豊かさから品種改良なども多く行われ、園芸用のものを含めると世界で800種を超えるとさえいわれているのです。 ツツジは街路樹としても人気があり、この時期、歩道と車道の間を彩る風景を目にした方も多いことでしょう。樹木には総じて空気を浄化する作用がありますが、ツツジの中でも街路樹としてよく見かけるオオムラサキは、特に空気をきれいにする能力が優れているのです。 またツツジは背の低い樹木であるため、街路樹として植えると排気ガスなどから歩道をゆく子供を守ってもくれるのです。ツツジは彩りの美しさと大気の浄化によって、環境をより良くする優れた樹木といえそうです。 |
| 4月12日 トップへ |
【氷山】 1912年4月14日の夜遅く、ある一隻の船が冷たい海底へと沈みました。史上最悪の海難事故と言われる、あのタイタニック号の沈没です。 タイタニック号は当時としては最新鋭の豪華客船で、絶対に沈まないと言われていました。しかし、大西洋ニューファンドランド沖合の氷山によって、もろくもその評判はうち消されてしまったのです。 氷山は、北極やグリーンランド、南極など一年中気温の低い高緯度地方で生まれ、陸地の氷河などがゆっくりと海に流れ出たもので、海面からの高さが5メートル以上出ているものを指します。タイタニック号が衝突した氷山の高さは、17メートルから18メートルくらいで、乗客乗員1500人以上もの命を奪った、まさに白い悪魔と言えるでしょう。 氷山の発見から衝突までの時間はたった37秒しかなかったと言われており、衝突から2時間40分後にタイタニック号は完全に沈没しました。その理由は、真夜中だったことで発見が遅れたことが最大の理由です。また風が強いと氷山にぶつかって白波がたつので見つけやすいのですが、このときは海が穏やかだったことで氷山を見つけにくい状況でした。さらに、氷山は海面下に潜んで見えない部分が大きいため、ぶつかった時の衝撃は、とても大きかったと考えられます。 |
| 4月11日 トップへ |
【高気圧と低気圧の速度】 「春に三日の晴れなし」という言葉がありますが、これは春の天気は変わりやすく安定しない、という意味です。 この理由は季節によって日本付近の気圧配置にちがいがあるためで、例えば、夏の日本列島には太平洋の高気圧がでんと腰をすえていて、長い期間、日本列島を覆い続けます。冬は冬で冷たいシベリアの高気圧が大陸に居座り続けるため、日本付近は同じような天気が続く傾向があるのです。 一方、春は、大陸方面の西から高気圧や低気圧が交互にやってくる特徴があり、そのため春の天気は変わりやすくなります。 日本の約5000メートル上空では偏西風とよばれる強い西風が吹いていて、春の高気圧や低気圧はこの偏西風によって西から東へ移動します。その移動する速さはおよそ時速40キロ前後で、一日に1000キロ程度の距離を移動するのです。 |
| 4月10日 トップへ |
【ウメとサクラ】 サクラ前線は順調に北上を続け、もうすぐ東北北部でも花見が楽しめる時期になります。そして、華やかさではサクラに劣るもののウメの花も東北地方で楽しめるようになります。 「ウメは咲いたか、サクラはまだか」というように、東日本や西日本ではウメが早春の訪れを告げ、サクラが春も本番になったことを教えてくれ、特に九州や四国では、冬の1月のうちからウメが開花し、サクラが開花するのはずっと遅れて3月になります。 しかし、その差は北の地方へ行くほど小さくなり、札幌ではウメとサクラの開花日の平年は5月5日と同じです。ウメは開花するときの気温に南北でさほど差がないのに対し、サクラは北へ行くほど低い気温でも開花する傾向があり、サクラ開花前線の北上するスピードが速いため、北海道ではサクラ前線がウメの開花前線に追いついてしまいます。 |
| 4月9日 トップへ |
【春キャベツ】 食べ物には季節ごとの「旬」があって、流通や栽培技術の進歩した現在は、旬に限らず一年中あらゆる食材が店先に並んでいます。キャベツも例にもれず一年を通して出回っていますが、その中でも春先しか出回らないキャベツがあるのです。 それは「春キャベツ」と呼ばれているもので、正確には「春系キャベツ」といい、一年を通して出回っているキャベツとはちょっと違います。普通の玉がしっかりと締まったキャベツは「寒玉(かんだま)系キャベツ」と呼ばれ、葉は厚く、色は薄い黄緑色をしている一方、春キャベツは緑が濃いのが一番の特徴。 葉の巻き方が緩く、一見するとレタスに似た感じさえ受けます。ざっくり半分に切ってみると、中まで黄緑色を帯びており、寒玉系キャベツと呼ばれるものより甘みがあります。 さらには栄養もしっかりとつまっており、これはキャベツ全般に言えることですが、キャベツの葉一枚で、1日に必要なビタミンCの約7割をとることができるのであります。 |
| 4月8日 トップへ |
【三日月の傾き】 春は空気中のちりや黄砂などの影響で空にかすみがかっていることが多く、また明るい星が少ないことから、天体観測にはあまり向いていない季節かもしれません。 しかしそんなときでも、月なら簡単に見つけることができます。月の中でも、夕方の日が沈んだころに西の空に浮かぶ細く鋭い形をした「三日月」はおなじみなことでしょう。 この三日月、いつでも同じように見えると思っている方が多いですが、実は季節によって傾き方が違うのです。 春は下側が細く光って寝そべった形に見えます。西側に海が見える地方では、よく晴れた春の晩に三日月を眺めると、月が沈む瞬間、それが水面に浮かぶ船のように見えることがあります。それに対して秋の三日月は、向かって右側が細く光って立った形に見えます。 西洋では、三日月を水を入れる入れ物にたとえて、「春は三日月のくぼみに水がたまるので、かすみがかかりおぼろ月夜となりますが、秋には三日月に水がたまらないので、空はすっきりと澄みわたる」などと、天気と三日月の傾きを関連づけたことわざが古くから伝わっています。 |
| 4月7日 トップへ |
【旬の野菜アスパラガス】 春は緑色の鮮やかなグリーンアスパラガスがおいしい季節です。アスパラガスには白いものと緑のものがありますが、白いホワイトアスパラガスは日光に当てずに育てたもので、日光に当てて成長させたものがグリーンアスパラガスです。ホワイトアスパラガスは食感が柔らかく、多くは缶詰として加工されるため、旬を味わいやすいのはグリーンアスパラガスではないでしょうか。 アスパラガスは、江戸時代にオランダ人によって日本へ伝わりました。当初は形が珍しかったのか、観賞用として庭に植えられていましたが、その後、大正時代の終わりころに、北海道の冷害対策の作物として試験栽培され、北海道や東北などの寒冷地で食用として作られるようになりました。 そんなアスパラガスは、野菜には珍しくタンパク質を多く含んでいます。特に新陳代謝を促進し、疲労回復に効果のあるアミノ酸を多く含んでいるのが特徴です。このアミノ酸はアスパラガスの中から発見されたことから「アスパラギン酸」と呼ばれています。古代ギリシアで既に薬として扱われていたように、アスパラギン酸を含むアスパラガスは体を元気にしてくれる野菜といえるでしょう。 |
| 4月6日 トップへ |
【レンゲソウ】 春になると、田んぼを一面ピンクに染めるレンゲ畑を見かけることがあります。レンゲソウが一面に咲く様子は、レンゲのじゅうたんとも呼ばれ、子どものころ、首飾りやかんむり、指輪を作ったり、大の字になって寝ころんだことのある方もいるでしょう。 レンゲソウとは、田んぼ、野原、土手、畦(あぜ)などに生え、4〜6月に花が咲く中国原産の植物。花は赤紫色が主だが、時折、白色もあります。 レンゲソウという名は、茎の先に小さなチョウのような形をした花が10個ほど輪状に咲くさまが、亙ハスの花に似ていることから付けられました。豆科で、ゲンゲ属に属し、ゲンゲとも呼ばれ、また紫雲英(しうんえい)とも呼ばれるのは、赤紫色のレンゲソウの花が一面に咲き乱れている風景を、紫雲が低くたなびいている様子に見立てたものです。紫雲とは、めでたい雲の意味で、英とは、花の意味を表します。 開花後は、黒色のエンドウ豆のようなさやを付け、中には数個の種子ができます。実が熟すると、さやから種をこぼし、またレンゲから取れるレンゲはちみつは、東アジアで流通していて、色は淡い黄色で、香り、味ともに、くせがなくまろやかで、日本人好みなのです。 |
| 4月5日 トップへ |
【かすみ】 春は霧やもや、黄砂などによって見通しが悪くなりやすい季節であります。見通しが悪くなって遠くの景色がぼんやりと見える現象は一般に「かすみ」とよばれ、夜に現れたものは「おぼろ」といいます。 「かすみ」には気象学的にはっきりとした定義づけが無く、細かい粒子によって遠くがはっきり見えなければすべて「かすみ」とよばれています。 しかし、本来「霞(かすみ)」という漢字には、朝焼けや夕焼けという意味や、日の出、日の入りのときに霧が日光を受けて赤く見えるものといった意味があったようです。「霞」に「光」と書けば、「霞光(かこう)」といって朝焼けや夕焼けの輝きを、「霞」に「彩り」と書けば「霞彩(かさい)」と読み、朝焼けや夕焼けの美しい彩りを意味します。 このように、もともと「かすみ」とは白っぽい霧とは違い、朝がすみや夕がすみなどの「赤」という特定の色をもった霧のことを表現した言葉なのです。 |
| 4月4日 トップへ |
【清明】 4月5日は二十四節気のひとつ、清明(せいめい)。清明は、花が咲き、野山が明るく清らかなころとされます。ちょうど入社式や入学式のシーズンでもあり、私たちの生活の中でも光や希望に満ちた時期といえます。 例年、清明のころは西日本や東日本の太平洋側などで桜が満開になります。また、桜以外にも春を感じさせてくれる植物や動物が姿をあらし、西日本では紫色が美しいノダフジが咲き出し、モンシロチョウやツバメは北陸や東北南部でも見ることができるようになります。 |
| 4月3日 トップへ |
【花曇り】 ●お花見の時期は、すっきりと晴れれば気持ちよいものですが、春は天気が変わりやすく、曇りの日もでてきます。 ●桜が咲く頃の曇り空をとくに「花曇り(はなぐもり)」 と呼んでおり、これは低気圧や前線が近づいてきた時のどんよりとした曇り空をさし、まれに黄砂でかすんだ空のことをいう時もあります。 ●平安時代以降、花といえば「桜」。曇りでも桜の咲く頃の曇りは特別だったのでしょう。「花曇り」は江戸時代から用いられており、主に春の季節現象を美しく言い取った季語として使われ続けています。 ●同様に、桜の咲く時期の強い風雨を「花散らし(はなちらし)」と言います。こうした言葉から、いかに桜が日本人の文化に浸透しているかがうかがえます。 |
| 4月2日 トップへ |
【花冷え】 ●関東以西では春らんまんの時期になりましたが、春になって暖かくなってから、急に冬に戻ったような寒さがやってくることがあります。これは「寒の戻り(かんのもどり)」と言われ、ちょうど桜の季節なので「花冷え(はなびえ)」とも呼ばれています。 ●この4月は、1か月で最も気温が上がる月。ただその上がり方は一様ではなく、暑くなったり寒くなったりと、3歩歩いて2歩下がる状態。寒暖の変化が激しいのは春独特のもので、その理由には、「春一番」や「春二番」 などがきたあと、決まったように「寒の戻り」があることがあげられます。 ●春は、気圧配置によって、暖かい日と寒い日がめまぐるしくやってきます。寒い冬から解放されつつある時にくる寒さだけに体にこたえます。お年寄りや幼児は変化の早い天候についていけず、体調を崩しやすくなるのです。 ●特にこの季節は、体の調子や生活のリズムを狂わせないように、日ごろから気をつけたいものです。 |
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【4月の星座しし座】 春の星座の代表格である「しし座」。星占いで有名だが、その形も比較的わかりやすくなっています。 しし座は獅子の胸のところに1等星「レグルス」があり、これは「小さい王」という意味で、ローマ時代には「獅子の心戴とも呼ばれていました。 レグルスから頭の方にかけて「?」マークを裏返した形に星が並んでいます。これは「ししの大がま」と呼ばれる部分で、ヨーロッパで使われる草刈り鎌に形が似ているところから名付けられました。夜空でもわりと目につく形です。しし座を探すときはこの「ししの大がま」を目印にしましょう。 胴体からしっぽの方に目を移していくと、しっぽのあたりに「デネボラ」と呼ばれる2等星があります。このデネボラとおとめ座の「スピカ」、うしかい座の「アルクトゥルス」を結んでできる大きな三角形を「春の大三角」といいます。 しし座の獅子は、ギリシア神話ではネメアの谷に住む人食いライオンで、退治に来た猛者たちをことごとく食い殺していました。そこで登場したのが勇者ヘルクレス。ヘルクレスは12の荒業(あらわざ)と呼ばれる命がけの冒険を行ったのですが、その最初の仕事としてやったのがこの人食いライオン退治なのです。ヘルクレスとこのライオンの戦いは三日三晩続いた結果、人食いライオンは退治されたのです。 |
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【ツバメ】 ●暖かくなるとともに、ツバメが元気に飛び回る季節がやってきました。日本に渡ってくるツバメの多くは、東南アジアから台湾を経て北上してきます。 ●九州から関東にかけての地域では、朝の最低気温が10度以上になるころ、それ以外の地方では最低気温が5度から8度くらいになったころにやって来ます。例年では沖縄県名護市で2月半ばに見られ、北海道の函館市で見られるようになるのは4月末になります。 ●昔の農家の人々はツバメを「益鳥(えきちょう)」として歓迎し、中には巣作りに必要な泥まで用意して待つ人もいました。その理由は、ツバメは夏になると田んぼや畑の上を飛び回り、害虫をえさとして捕ってくれるからです。 ●もともと、ツバメはがけや洞くつに巣をつくっていましたが、いつのころからか敵の多い危険な自然の中を避け、大切にしてくれる人間の住む、安全な建物などに巣をつくるようになりました。 ●しかし、最近は田畑が減ったり農薬が使われるようになったことでえさになる虫も減っています。また都会では地面がアスファルトなどに覆われてしまい、巣作りに必要な土が減ってきています。そのため、ツバメの数は減少しているようです。身近だった鳥が私達の暮らす街から姿を消していくというのは少し残念です。 |
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【管楽器の音の高さ】 自然の中には、鳥のさえずりや小川のせせらぎなど、いろいろな音があります。一方で、私たち人間は昔から音を出して情報を伝えたり、楽器などを使って音楽を楽しんだりしてきました。現在も私たちは音とはきってもきれない生活をしていますが、意外にも音の本質については知りません。 音は空気の震動によって伝わることは多くの方が知っていることでしょう。では音の高さはどのようにして変化するのでしょうかか。フルートやトランペットなどに代表される管楽器を例にとってみましょう。 管楽器の一方の口から息を吹きこむと、反対の口から音が出てきます。「息」という空気の流れが「音」になるとき、唇や楽器の「発音体」とよばれる部分が振動します。すると、管楽器の中の「空気柱(くうきちゅう)」とよばれる管の中の空気も振動します。空気柱の中では、空気が行ったり来たりを繰り返しており、空気の濃い部分と薄い部分を作り出します。こうした空気の振動は、一般に振動する空気柱が長いほど低い音を出します。管楽器には様々な種類があり、音の高さを変える仕組みもそれぞれですが、いずれも空気柱の長さを変化させる原理を利用しているのです。 |
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【酸性雨】 今、地球は様々な環境問題を抱えており、そのひとつに酸性雨というものがあります。 酸性雨とは、ある一定以上の酸性を示す雨や雪などのことで、早くからこれが問題視されていた欧米諸国では、酸性雨によるものと考えられる生態系への影響が報告されています。そして日本でも、欧米諸国同様、酸性雨が日常的に降っているのであります。 一般に、雨水には空気中の二酸化炭素が溶け込んでいるため弱い酸性を示すが、空気が汚染されている場合にはその汚れが雨水に溶け込んで強い酸性になることがあります。酸性雨の原因は、人間の産業活動が引き起こした大気汚染に起因することが多いのです。 その大気汚染物質の中でも工場から出る煙や自動車の排気ガスなどに含まれる硫黄酸化物や窒素酸化物とよばれる物質が雨を強い酸性に変えています。これらの排出ガスは上空へと立ち上り、ときには1000キロメートルも離れた場所にまで流されていくことがあり、そのため酸性雨の影響はたいへん広範囲に及び、これを防ぐには国境を越えた協力が必要になるのです。 |
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【桜の種類】 東日本、西日本では桜の季節になりました。すでにお花見の予定が入っている人も多いのではないでしょうか。 一言に「サクラ」といってもいろいろな種類があり、それぞれに花の形状も違い、野生の桜の花びらの数はふつう5枚で、これを「一重咲き(ひとえざき)」と言います。これより花びらの枚数が多い場合、7〜10枚程度で「半八重咲き(はんやえざき)」、11〜60枚程度で「八重咲き(やえざき)」と呼び、さらには花びらが100〜400枚弱にもなる桜もあり、このような桜は見た目から「菊咲き」と呼ばれます。 一般に、花びらの枚数が多い種類の桜の方が咲き始める時期が遅いため、一重咲きのものより八重咲きの桜は遅く咲き始め、さらに、咲いている期間も長いという傾向があります。 私たちがよく目にする桜には「一重咲き」と「八重咲き」の種類の場合が多く、それぞれに代表的な桜としては、一重咲きではソメイヨシノやヤマザクラ、八重咲きではカンザン、ギョイコウ、フゲンゾウなどがあります。 |
| 3月27日 トップへ |
【蜃気楼(しんきろう)】 3月も終わりに近づき、日に日に空気が暖かくなっていくのが感じられます。そんな春の日に見られる、まか不思議な現象に蜃気楼(しんきろう)があります。 これは遠くの方に突如として町並みなどが現れるもので、限られた時間帯や場所でしか見ることができません。 蜃気楼とはいったいどうやってできるのでしょうか。一口に蜃気楼といってもいくつかの種類に分けられます。 ひとつは、実際の像が逆さになって、下に写る様に見えるもの。このタイプには、夏の日中に見られる「逃げ水」があり、遠くの路面に水たまりがあるように見えたり、歩いている人が水たまりに写っているように見えるもの。また、砂漠で遠くにまるで湖が広がっている錯覚を起こさせる現象もこのタイプであります。 もうひとつのタイプは、実物よりも物体が上にのびて見える場合です。このタイプのものにも、見え方はいろいろあり、実像がそのまま浮かび上がって見える浮島現象(うきしまげんしょう)や、実像の上に実物を倒立させた像が重なって見える場合などがあります。このタイプの蜃気楼は、見られる場所や発生する割合が少ないですが、国内では富山湾岸の魚津(うおづ)がこの現象が見られることで有名です。富山湾では春(4〜5月頃が見頃)に限って、このめずらしい現象が見られるのです。 |
| 3月26日 トップへ |
【夜桜を見に行こう】 3月終わりごろから4月はじめにかけての季節の行事といえばやはり「お花見」。お花見をしながらみんなでワイワイするのを楽しみにしている方も多いでしょう。今も昔も夜桜見物はにぎわっており、日が暮れた後の夜の桜は昼間とはまた違った風情を見せてくれます。 昔は、夜桜の雰囲気を楽しむものに「花かがり」と「花ぼんぼり」がありました。「花かがり」は、夜桜の時に使うかがり火のことで、すこし高い所にある炎が桜をうつし出してくれます。「花ぼんぼり」は、夜の花見で使うぼんぼり、台と柄のついた行灯(あんどん)をさします。 こうした昔からの風情は、今ではあまり見られなくなりかわって桜をライトアップする所が増えてきています。 春先の夜桜見物は、春とはいっても日が暮れると冷え込むことが多いので、穏やかな日ざしの下でのお花見と違い薄着は厳禁。サラリーマンの方なら上着があればなんとかなりますが、女性の方は昼間暖かいからといって春服だとかぜをひいてしまいます。暖かくはおることのできるカーディガンやコートを用意して置くといいでしょう。 |
| 3月25日 トップへ |
【世界気象機関】 みなさんは「世界気象機関(WMO)」という組織をご存じでしょうか。 これは1950年に設立された国際連合の専門機関で、本部はスイスのジュネーブにあります。空には国境のように国ごとの明確な区切りがあるわけではありません。天気をより詳しく知るには世界中の協力が不可欠なため、気象に関する国際協力をはかることを目的として、この世界気象機関は設立されました。2004年(平成16年)3月現在、世界181か国、6領域が加盟しており、日本は57番目の加盟国として1953年に参加しました。 世界気象機関はその目的を果たすために様々な計画を実行しており、例えば、地球規模の観測を行い、世界中からそのデータを収集し提供するシステムを展開しています。また、干ばつなどの異常気象や地球温暖化などの問題に対して研究や調査も行っています。 この世界気象機関が設立した日(1950年3月23日)を記念して3月23日を「世界気象デー」と制定しました。世界気象機関では毎年テーマを設けて、気象についての知識の普及や気象業務への理解を深めてもらおうとキャンペーンを行っています。2006年のテーマは「自然災害の防止・軽減」。 |
| 3月24日 トップへ |
【グリーンピース】 春は野菜のおいしい季節。店頭には春キャベツに新タマネギ、新じゃがなどが並んでいて、その中には今が旬のグリーンピースもあります。 グリーンピースは、えんどう豆が完熟する前に収穫した豆のことで、料理にアクセントをつける彩りとして使われることが多いようです。 グリーンピースはマメ科の植物で豆類に分類されているほかに、野菜類にも属しており、豆類に多く含まれるタンパク質と野菜のビタミン類の両方が含まれており、栄養価の高い食材といえます。 |
| 3月23日 トップへ |
【春スキーと紫外線】 ●各地ともに徐々に春らしさが増してきていますが、まだまだ多くのゲレンデでスキーを楽しむことができます。しかし春スキーの一番の大敵は日差しです。 ●紫外線は地表面にあたるとその何割かは反射されて再び大気中に放射されます。この反射率は地表面の状態によって異なりますが、雪(とくに新雪)は実に8割以上もの紫外線を反射するのです。 ●このため、ゲレンデでは雪面からの紫外線の照り返しが強まります。また標高の高いスキー場は、平地よりも紫外線の量が多くなっています。これは、紫外線が大気圏に突入 してから地表面に到達するまでの距離が短く、空気中で散乱したり、吸収される量が少なくなるためで、標高が100メートル上がるごとに紫外線は1・3パーセントずつ増加するのです。 ●このようにゲレンデなど雪山では、平地にいるよりも非常に多い紫外線を浴びることになります。とくに春は冬と比べて紫外線が強まっています。春スキーに出かけられる方は、紫外線に対してしっかりと対策をとらなくてはなりません。 |
| 3月22日 トップへ |
【日の出と日の入り】 日に日に太陽の日差しに力強さを感じるようになってきました。夏至に向かうこれからの時期、太陽がのぼる時間は早くなり、沈む時間は遅くなります。 日の出や日の入りの時刻は通常、天体の動きなどから計算によって求めることができます。太陽の上端が地平線と一致する瞬間を日の出、日の入りの時刻として、算出しているのであります。 そのため日の出は、東の空が白みはじめて地平線から太陽が顔をのぞかせた瞬間で、日の入りは西の空へ沈んでいく太陽が地平線の下へ完全に隠れた瞬間になります。ただ、山や建物などの遮へい物を考慮していないため、日の出、日の入り時刻は実際とずれることはあります。 また、その場所の標高によっても日の出、日の入りの時刻は大きく変わります。例えば日の出時刻で考えると、山の頂上など標高の高い所へ移動した方が早くなります。これは標高の高い所から見た方が、太陽ののぼってくる地平線の位置がより低く見えるためであります。 さらに標高以外の影響もあり、東へ行くほど日の出の時刻は早くなり、これは経度1度あたり4分くらいの割合となります。今の時期の東京と福岡で日の出時間を比べてみると30分以上も東京の日の出の方が早くなります。 |
| 3月21日 トップへ |
【遅霜と茶】 これから4月初めにかけて、茶畑の多くで新芽が現れ始めます。この新芽は、やがてその年最初に摘まれる「一番茶」となるもので、これを蒸したり、乾燥して製茶したものは、新茶として5月中旬くらいから市場に出回るようになります。 しかしこの時期は、まだ霜の心配が続く季節でもあります。昭和54年4月18日、お茶の名産地である静岡県では大規模な霜による被害が発生し、県内の栽培面積のおよそ7割に影響を与えて100億円もの損害がありました。さらにその後も3年続けて、同時期に遅霜による被害が発生したのであります。 この時期の新芽からつくられる一番茶は、若々しい香りとうまみ成分に富んだ茶葉であるため一番茶は高級茶葉であり、それによって得られる収入も農家の年収の多くを占めるとても重要なものであります。それだけに、このころの霜はお茶を栽培する農家にとってたいへんな脅威となっているのです。 |
| 3月20日 トップへ |
【春分】 3月21日は春分。暦の上では2月4日に立春をむかえ、ちょうど春分が春の折り返し地点。春分のころは1年の中でも気温が日に日に高くなるため、私たち人間だけではなく、植物や動物たちも冬眠から目覚めたり、陽気にさそわれて花を咲かせたりします。 例年、ちょうどこのころから西日本などでサクラが開花しはじめるようになります。サクラが咲き始めてから満開になるまでの期間は地方によっても違いますが、おおよそ開花して4日から7日程度で満開になります。 また、サクラのほかに、タンポポも多くの地域で春分のころに咲き出します。北日本ではツバキが、西日本ではヤマツヅジなどの便りも届くようになります。 |
| 3月19日 トップへ |
【山に霧がかかっている時は】 ●これから春の行楽シーズンを迎えると、登山や山菜採り で山へ出かける方が増えてきます。 ●厳しい冬の寒さから解放された山の中には、春の日差しを受けてとても気持ちのいいもの。しかし一方で、山にはたくさんの危険が潜んでいることを忘れてはいけません。 ●山を遠くから見て雲がかかっているように見える場合、山を登っている人は霧の中にいることになります。流されてきた雲がつくる山の霧は、地上付近の放射冷却現象によって発生する霧と比べ、ごく短時間のうちに辺り一面にたちこめてしまいます。 ●登り始めたときに平野部で晴れていても、山頂には雲がかかって雨が降っているということもあるため、山に霧がかかりはじめたら十分に注意しなければなりません。 ●霧が濃くなって天気が急変し、暴風雨や暴風雪に見舞われることもあるので、たかが霧と思って気を緩めてはいけないのです。 ●山は油断すると危険な場所ですが、天気と上手につきあうことで事故を未然にふせぐことができます。天気に気を配りながら、春山を満喫したいものです。 |
| 3月18日 トップへ |
【飛行機雲】 飛行機が飛ぶと、その後ろには飛行機雲とよばれる細長い雲のすじができることがあります。真っ青な空に白いクレヨンで線を描いたような飛行機雲は、四季を通じて目にすることができます。 なぜ飛行機が通過すると雲が生まれるのか疑問に思ったことはないでしょうか。飛行機雲は、上空に現れる氷の粒が集まってできた雲なのです。この氷の粒がつくられるメカニズムには2通りあります。 ひとつは飛行機の排気ガスがもととなって生まれるもので、排気ガスに含まれている暖かい水蒸気が急激に冷やされて水滴や氷の粒が作られます。これは、冬の寒い日に吐く息が白くなるのと同じ原理です。飛行機が飛ぶ高度1万メートルの気温はマイナス50度ほどなので、暖かく湿った空気は簡単に氷の粒に変わってしまいます。ちなみに、排気ガスには水や氷の粒の核となるちりも含まれているため、このことも飛行機雲を発生しやすくするために一役買っています。 もうひとつは、飛行機が高速で移動することで、その後ろ側で気圧が下がることが引き金となり、氷の粒ができるというもの。高速で飛ぶ飛行機の翼の後ろやプロペラの先端などでは特に気圧が低くなり、気圧が下がるとその空気は冷却されるため、水蒸気が氷の粒へと変わるのです。 ただ、このようにしてできた氷の粒も、周囲の空気が乾燥していてはすぐにまた水蒸気に戻ってしまいます。つまり、飛行機雲が長い間見られる所は空気の十分冷えている高い空で、かつ十分に湿っている場所なのです。 |
| 3月17日 トップへ |
【イチゴ】 ●スーパーなど店先にたくさんのイチゴが並ぶ季節になりました。手間いらずで簡単に食べられるイチゴは、子供や若い女性、お年寄りまで幅広い層に人気がある食べ物です。 ●イチゴは、なんと石器時代から食べられていたと言われています。当時のイチゴは野生のもので、今私達が食べているイチゴは、約200年前に本格的に栽培されはじめました。 ●北アメリカと南アメリカに群生していた2種類の野生イチゴがヨーロッパへ渡り、イギリスやフランスで交配を繰り返し品種改良されて、世界中に広まりました。日本では平安時代にすでに野生のイチゴが食べられていましたが、栽培種のイチゴは江戸時代の後期にオランダで作られたものが長崎に伝えられたとされています。 ●イチゴは果物の中でも「ビタミンCの女王」と呼ばれるほどビタミンCを多く含んでいます。100グラムあたり約80ミリグラムも含まれており、5粒くらい食べるだけで1日に必要なビタミンCをとることができます。これはレモン2・5個分に匹敵する量です。 ●小さくて食べやすいイチゴは、欠かせない栄養素のビタ ミンCをとるにもぴったりと言えるでしょう。 |
| 3月16日 トップへ |
【気温の変化】 3月18日は彼岸の入り。この日から春分の日を含んだ7日間が「春の彼岸」にあたります。 昔からよく「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、この春の彼岸を過ぎると一気に暖かくなり、気温が9度を超えるとかなり暖かく感じるといわれています。 彼岸明け3月23日ころの各地の最高気温を見てみると、札幌で5度前後、仙台で10度前後で、東京や大阪では14度前後、福岡15度くらい。日本の広い範囲で暖かさを感じられる気温に達しています。 一方、一年を通じた気温の変化をグラフに描いて見てみると、寒さが底をつく1月下旬ころから2月、3月にかけて、気温の上昇のしかたが日に日に急になっていることがわかります。そして春の彼岸を過ぎたころ、気温の上がり具合は最も急になるのです。 急な気温の上昇は、私達に気温以上の暖かさを感じさせるため、この時期の十分な暖かさと急な気温の上昇が「寒さ」は「彼岸まで」といわれる理由になっているといえます。 |
| 3月15日 トップへ |
【タンカーの着桟(ちゃくさん)】 春は強風が吹きやすく、時には船が転覆してしまうほど海が荒れることがあります。海外から燃料などを運んでくる大型のタンカーにとっても、強い風がやっかい者であることに変わりはありません。 船が大海原を進むとき、発達した低気圧や高気圧、そして台風などの気象条件は航海の安全を大きく左右します。しかし、船が天気の影響を受けるのは航海している間だけではなく、実は港に到着してからも、風や波に大いに悩まされることがあるのです。 沿岸や海上に突き出た桟橋に大型のタンカーを着けることを着桟(ちゃくさん)といいます。それぞれの桟橋には、その海の特性によって、着桟が許される風速や波の高さなどが決められているため、天気が荒れているときにはタンカーを桟橋へ着けることができず、たとえ桟橋の目と鼻の先の位置にまで来ていても、運んできた燃料などを陸にあげるには、天候が穏やかになるのを待たなければならないのです。 なぜタンカーの着桟にそれほど慎重になるかというと、タンカーは小回りが利きにくい上、一旦動き出せばすぐには止まれないため操縦が非常に難しいの。また、なかには莫大な量の燃料などの危険物を積んでいる場合もあります。もし大量の燃料が流出したり、爆発事故などが発生すれば大惨事になりかねないため、着桟にはけっして失敗は許されないのです。 |
| 3月14日 トップへ |
【寒の戻り】 桜のつぼみも膨らみ始め、春らしい風景をよく目にするようになりました。日に日に暖かさが増してぽかぽかの陽気が多くなりますが、時には冬に逆戻りしたかと思うような寒さに見舞われることもあります。 このように、春になって気温が上がる時期に、突然やってくる寒さのことを「寒の戻り」といいます。別名で「早春寒波」とも呼ばれ、統計的には4月6日、23日、26日ごろが寒の戻りが起こりやすい特異日とされています。 お花見の時期に「花冷え」という言葉をよく耳にしますが、花冷えは寒の戻りの一種で、桜が咲くころの思いがけない冷え込みのこと。この他にも、北海道でライラックもしくはリラとよばれる花が咲く5月下旬ころの寒の戻りを「リラ冷え」といいます。 |
| 3月13日 トップへ |
【天気と時間】 天気予報では「あす明け方は」とか「宵のうちには」というような言葉で予報の時間を表現しています。天気予報で時間を表すこれらの言葉には、実はそれぞれ定義があるのです。 例えば「明け方」と聞くといつごろの時間をイメージするでしょうか。日の出前後のことではないかという気もしますが、実際の明け方は日の出前のことで、日の出の後は「朝のうち」を使うのです。 また、間違いやすい言葉として「夜遅く」がある。一般的には「夜遅く」というと、夜の日付が変わったころでも使いますが、天気予報で夜遅くという場合は、夜9時から深夜0時くらいまでのことを指しています。 ほかにわかりにくい表現に「宵のうち」というのがあるが、これは日の入りから夜遅くになる夜9時までの間のこと。日の入りの時間は季節によって変わるので、宵のうちも季節によって変化しているのです。 なにげなく聞いている天気予報ですが、時間の表現を正しく理解しておけば雨具の準備に迷うときなど、より有効に活用できるでしょう。 |
| 3月12日 トップへ |
【菜種梅雨】 菜の花が道ばたや野原に咲き誇るこの時期、曇り空が何日も続いて雨の降ることがあります。この3月中旬から4月にかけて降る春の長雨を、「菜種梅雨(なたねづゆ)」といいます。 「菜種」とは菜の花の別名で、種から油がとれる菜の花を昔は「菜種」と呼んでいました。菜の花から採れる菜種油は、明かりを得るための灯油として、また食用油として古くから重宝されてきたのです。 一面に黄色くなった菜の花畑、それをしとしとと静かに降る雨がしっとりとぬらす光景は風情あるものでしょう。 |
| 3月11日 トップへ |
【桜の種類】 3月も半ばに入り、桜がいつごろ開花するのか気になる時期になりました。気象庁から発表される開花の対象となっている桜は、沖縄のヒカンザクラと北海道のエゾヤマザクラ、チシマザクラを除いてすべてソメイヨシノという品種であります。 ソメイヨシノは葉より先に花が咲き、花つきが多く華やかなこともあって、多くの公園や並木に利用されていて、人々に親しまれている日本の代表的な桜といえるでしょう。 このソメイヨシノは、江戸時代にオオシマザクラとエドヒガンザクラを交配して作られたと言われています。 当時から吉野山(奈良県)の桜の美しさは有名でしたが、交通事情などにより江戸から吉野山へ行くことはたいへん困難なことでありました。そこで江戸染井村(現在の東京都豊島区)の植木商が、「吉野桜」という新しい品種の桜をつくり、吉野山へ行かずとも吉野の桜を見られるといって売り出したのです。そして、たちまち吉野桜は上野公園などに数多く植えられることになりました。 このため、吉野桜は当初、「吉野山の桜」だと江戸の人々に勘違いされていましたが、ある時、染井村の植木商から購入したことが分かり、「ソメイヨシノ」という名が付けられたのです。 桜といえばソメイヨシノと、今では定番のように思われていますが、意外とその歴史は浅いものだったのです。 |
| 3月10日 トップへ |
【春の渡り】 これから徐々に暖かくなっていくと、空中を滑るように飛ぶツバメの姿が見られるようになります。例年通りなら3月下旬に西日本の広い範囲でツバメが見られるでしょう。 ツバメは、はるばる南アジアや東南アジアなどから子育てをしにやってくる夏鳥。夏鳥とは反対に、冬を日本で過ごし、暖かくなると北へ飛び立っていく鳥は冬鳥と呼ばれます。ツバメの中にも「越冬ツバメ」という冬鳥の仲間もいて、この種のツバメは静岡県の浜名湖や茨城県の霞ヶ浦(かすみがうら)、そして九州各地で見ることができます。 冬鳥として特に有名な鳥といえば、鹿児島県出水市(いずみし)に現れるマナヅルではないでしょうか。この鳥は例年2月中旬からシベリアへ向かって「北帰行」を開始します。そのため、鹿児島ではまさに今、冬鳥と夏鳥の入れかわりの時期を迎えているわけなのです。そしてこのような冬鳥から夏鳥への入れかえの季節は、徐々に北の地方へと移っていきます。 |
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【うりずん】 3月に入り、ようやく春が感じられるようになってきましたが、南北に長い日本列島では、一足早く夏のような天気になっている所があります。 日本列島の南端に位置する県、沖縄では3月は海開きが行われる時期。沖縄は一年を通して暖かいが、この暖かさは赤道により近い位置にあるというだけでなく、周りが海に囲まれているのも理由の一つにあげられます。 水は温まりにくく冷めにくい性質があるため、陸地の上と比べて海の上の空気は、一年を通じて温度変化が小さく、そのため海に囲まれた沖縄は冬の寒さも夏の暑さも、海によって和らげられているのです。 実際に1年の平均気温を見ても、那覇市では、夏と冬で12度くらいの差しかありません。東京では夏と冬で20度以上もの差があることから、沖縄がいかに気温変化の少ないところなのかがわかります。 そのような沖縄では日本の気候の特徴でもある四季の変化があまり感じられないように思われがち。しかし、沖縄の人々は季節の変化を敏感に感じとっています。それがわかるものに「うりずん(うるずん)」という言葉があります。これは暖かくなって大地が潤う季節のことで、旧暦の2月から3月あたり、今でいう3月から4月を意味しているのです。 沖縄の冬は曇りがちで、降水量こそ少ないものの雨が降る日も多い季節。そんな冬から解放されたさわやかで心地よいこの時期を、沖縄の人々は「春」とも違う独特の季節、「うりずん」と呼んでいるのです。 |
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【春の季語・雪の果(はて)】 3月になると、次第に日差しが力強く感じられるようになり、西日本から東日本にかけては強く冷え込む日が少なくなります。 このころに降る最後の雪のことを表す春の季語に「雪の果(はて)」というのがあり、降りじまいの雪という同じ意味の季語はほかにいくつもあり、「名残(なごり)の雪」や「雪の別れ」、「涅槃雪(ねはんゆき)」という呼び名もあります。 昔から「雪の果は涅槃(ねはん)」と伝えられており、最後の雪は、お釈迦様の亡くなったといわれる旧暦2月15日、今の暦で春分の日の前後になるといわれてきました。 各地の最後の雪「終雪(しゅうせつ)」が降る時期は、西日本から東日本は2月から3月にかけて、北日本は4月から5月にかけて。各都市の平年値を見てみると、福岡は3月4日、大阪と東京は3月11日、新潟は3月31日、仙台は4月8日、札幌は4月19日となっています。 |
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【春雨】 春は低気圧と高気圧が交互にやってくるため、天気の変わりやすい季節です。春の天気は、「春のあらし」や「春一番」の強風のように荒れ模様になることもあれば一方で「風光る」や「うららか」、「のどか」といった言葉が春の季語になっているように、穏やかな印象もあります。 このように春をあらわす言葉はいろいろとありますが、春の季語のひとつに「春雨(はるさめ)」があります。春雨とは音もなく降り続く春の雨のことで、やわらかな雨がシトシト降り、その時の気温は比較的高いことが多いため、わりとあたたかな雨になります。 昔の劇の中で「春雨じゃ濡れていこう」というせりふがありました。これは、春雨に濡れるのは風情があり、濡れてもたいしたことがない弱い雨だからという理由と、春雨は傘をさしても横から入り込んでくるため、傘が役に立たないという二つの理由からきたせりふと言われています。 |
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【消防記念日】 3月7日は消防記念日。これは、昭和23(1948)年のこの日に消防組織法が施行されたのを記念して、その2年後に制定されたものです。 消防は昭和23年より以前は警察の所管でしたが、消防組織法の施行によって完全に市町村の責任において運営、管理されることになりました。具体的には、各市町村長を長として、消防本部、消防署、消防団の3つの機関を設けて、その市町村を水、火災やその他の災害から保護するようになったのです。 消防記念日には消防に功労のあった人を表彰し、消防の責任が市町村すなわち市町村民にあることを自覚させる目的があります。平成12年現在、全国に902の消防本部、1682の消防署が設置され、15万人以上の消防職員が24時間体制で私たちの生活を守っています。またそれぞれの職業を持つ100万人近い人が、消防団員として火災などの災害発生時に地域の消防活動に当たっています。 |
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【啓蟄】 3月6日は二十四節気のひとつ、啓蟄(けいちつ)。冬の間、地中にこもっている虫のことを蟄虫(ちっちゅう)といい、アリやトカゲ、ヘビにカエルなどの生き物をさします。「啓蟄」はこれらの虫たちが冬眠から覚めて穴からでてくるころ、という意味なのです。 これから野山や公園などへ散歩にでかけてみると、とかげなどの生物の姿を目にすることが多くなってくるのではないでしょうか。また、花を咲かせていない木々などにも、よくみると新しい芽が芽ぶき、本格的な春の訪れを直前にして準備を整えている姿が見られるでしょう。 ちなみに、啓蟄のころに鳴る雷のことを「蟄雷(ちつらい)」といいます。春の雨とともに虫たちが増えるためか、「虫だしの雷」ともいわれます。 |
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【雪どけと農業】 冬の間にたくさんの雪が積もった地方では、最近暖かくなってきたといってもすぐに雪が消えてくれるわけではありません。そして雪深い地方では、この雪どけの遅れがその年の作物の生育に大きく影響するのです。 例えば、秋に種をまく種類の小麦は春先の雪どけが早ければ早いほど、穂の数は多くなるといわれています。小麦の産地である北海道では、雪どけと同時に農作物が光合成を始められるように、秋に種をまいて芽の出た状態にし、根雪の下で越冬させています。しかし雪どけの時期が遅れると、生育するために必要な光合成の開始も遅れ、春先の生育不順が原因となって、品質が低下したり実る穂の数が減ってしまうのです。 これは、春に種をまいて秋に収穫する「夏作物」とよばれる農作物に対しても、同じような影響を与えます。雪どけが遅いと種をまくのも遅くなり、生育期間が不足して結果的に収穫量は減ってしまうのです。 雪国の農家にとって、雪どけの時期は生活に関わる大きな問題なのです。 |
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【空気の乾燥する季節】 ●春は乾燥する季節でありますが、各地で最も湿度の低くなる月を調べてみるとそれがよく分かります。 ●春の3月・4月にもっとも乾燥する月が現れる地域は、北海道と本州、九州の一部にかけての広い範囲を占めています。そのほかの地域は北海道の太平洋側や関東、また四国、九州、沖縄などでありますが、これらの地域は12月から2月にかけての冬の時期に最も乾燥します。ただ、これらの太平洋側に面した地域は、冬の乾いた北風によって乾燥しやすいためで、もちろん春も乾燥しやすいのです。 ●では、なぜ冬から春にかけては空気が乾燥しやすいのでしょう。それは日本にやってくる空気がどこから来るかに左右されます。 ●夏から秋の空気は南の海からやってくるため暖かく湿っていますが、一方、冬から春の空気は大陸からやってくるため、冷たく乾いており、さらに、湿度は気温の上昇とともに下がる関係にあるため、冬と春で同じ量の水蒸気が含まれていたとすれば、気温がぐんと上がる春は冬より乾燥しやすくなるのです。 |
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【ひな祭り】 3月3日はひな祭りで、桃の節句。今ではすっかりおなじみのひな祭りも、もともとは中国からきた厄をはらうための行事だったのです。この厄払いは、水で体を清めて桃の花びらを浮かべたお酒を飲むというもの。とくに中国では、桃は理想郷に咲くおめでたい花であり、不老不死の薬とも考えられていたため、この日に桃のお酒を飲んで祝うという風習があったのです。 現在の日本でも、厄払いの意味を込めたひな祭りがあります。和歌山市の淡嶋神社や鳥取県用瀬町(もちがせちょう)などでは、「流しびな・ひな流し」といって、わざわいを引き受けたひな人形を川に流すという行事が行われています。ただ、最近では流しびなの風習が残る地域は少なくなり、ひな人形は各家庭で世代を超えて飾り続けるものへと変化しています。 そんなひな人形を飾るときには、湿度が高すぎると顔や衣装にシミができたりカビが生えたり、日光に直接あたり続けると変色のおそれがあるため注意しましょう。さらに、長期間空気にさらされると人形は傷んでしまうこともあるため、季節の節目という本来の意味からも、片づけはなるべく早めを心がけましょう。そして片づけは、カビを防ぐためにも晴天の続いた乾燥した日に行うのが良いです。 |
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【3月の星座(かに座)】 春の星座の中で一番最初に夜空に上がってくる星座がかに座。星占いにもでてくる黄道(こうどう)12星座のひとつなのでご存じの方は多いでしょう。 かに座は暗い星の集まりなのであまり目立ちませんが、明るい星の多いふたご座としし座の間に位置し、これら2つの星座を目安にすれば見つけやすくなります。 かに座を見つけたら、カニの甲羅部分にある「プレセペ星団」を探してみましょう。この星団の大きさは満月の倍くらい大きく、肉眼ではぼんやりと広がった光の塊に見えます。双眼鏡を使って観察すれば、プレセペ星団が100個あまりの星の集団であることがはっきり分かるでしょう。 星座にはいろいろな神話が残っていますが、かに座の正体は、ギリシャ神話の勇者ヘルクレスに挑んだ勇敢なお化けガニ。ヘルクレスは12の命がけの大冒険を行い、そのひとつに「レルネアの沼の怪物ヒドラ退治」というのがあります。ヘルクレスがそのヒドラと格闘している最中に出てきたのがまさにこのお化けガニなのです。 ヒドラに加勢しようと勇猛果敢に出てきたお化けガニでしたが、ヘルクレスに傷ひとつ付けられないまま、あっけなく踏みつぶされてしまいました。しかし、ヘルクレスに挑んだ勇敢さをたたえて星座になったのであります。 |
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